AV配管(その2.AVパッチボード) | ![]() |
なお、このこのページには、NIFTY-SERVE・FOAU2のサブシスである石橋さん(バッシーさん)が、オリンパスのデジカメで撮ってくださったものを使っています。バッシーさん、ありがとうございました。
AVパッチボードの実際 |
外 観 |
左の画像がAVパッチボードです。
壁の一部に木製のボードを取り付けて、適宜プレートをつけたもので、ボードおよび壁側の取り付け部分の造作は、私が図面を引いて積水ハウスさんに作ってもらいました。
AVパッチボードの壁への取り付けは、着脱可能なビニール製の目隠しのついた木ねじで、このネジを抜くと簡単に外す事ができます。
ボードには現在上段にピンジャックとスピーカターミナルのプレートがつけてあります。
ピンジャックはプロジェクタへの画像用で、コンポーネント色差方式(同軸3本)、コンポジットビデオ方式(同軸1本)、Sビデオ/Y-C分離方式(同軸2本)の3方式を常時使えるようにしてあります。
スピーカターミナルは8系統まで扱えるターミナルですが、現在はフロントL/RとサラウンドL/Rの4系統だけ使っています。
これらのプレートは、日本では入手できなかったので自作しようと思っていたんですが、出張先のロスアンゼルスのオーディオショップで見つけました。モールドの強度も十分でなかなか良い音のするターミナルプレートです。
しかし、こういうのがあるということは、こういうことをする人がアメリカには居るという事ですね。さすがはホームAV先進国です。
このAVパッチボードは、通常はリビングからは見えません。ボードの前にはAV機器を入れたラックが置いてあるからです。
ラックにはキャスターを取り付けてあり、配線のメンテナンスの時は、簡単にラック全体を移動することができます。
内 部 |
これがAVパッチボードの中身です。
中は機能別に仕切りが有るというわけではなく、壁を通ってきたCD管が並んで口を出しているだけです。画像では上からの7本が見やすいですが、下側にも同じくらいの本数が並んでいて、LANやISDNもここに来ています。
見えている配管で解説すると、例えば、上列の右から2、3番目の配管は、プロジェクタへ行く配管で、3C-2Vの同軸ケーブルを5本ずつ、合計10本通してあります。
配管で使ってないところには緑の線が見えますが、これが予備通線です。
なお、ボード裏の深さがあまりない事がお分かりいただけると思います。箱の底のように見えている部分は、反対側の和室の壁の石膏ボードで、箱の側面のように見えているのは、壁を受ける間柱(まばしら)です。
かないまる邸のリビングは真壁洋間ですが、和室も当然真壁です。したがってどちらの壁も柱より引っ込んでいて、石膏ボードの厚みが有りますから、壁と壁の内々の隙間は、この間柱の太さである5センチしかありません。
この隙間にこれだけの配管を持って来るのは相当大変なことで、この工事をして下さった、柏陽電設(柏市)の社長の大竹さんには、たいへんに感謝しています。