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 AV配管(その1.系統図) 


専用の試聴室を持っている場合は、配線類は露出で転がしておくのが理想的です。ケーブルは概して太いほうが音質的にも画質的にも良いからです。またケーブルを取り替えるというのはAVの代表的な楽しみでもあります。

しかしリビング兼用の場合、ケーブルが露出で転がっているのは美観を損ねますし、足を引っかけて危険ですらあります。

そこでかないまる邸のリビングAVでは、配線類を壁内に隠蔽配線することにしました。ここでも重要な役割を持つのが、LAN同様の壁内への予備配管です。


 予備配管の系統図 

リビングの配線

左の図は、リビングの配管系統図です。

かないまる邸ではまず各配管の起点として、西側の壁の一部にAVパッチボードを取り付けました。スピーカやプロジェクターの配線は、一度このパッチボードと配線し、ラックとの配線はパッチボードと結ぶ感じにしたのです。

配管はスピーカ用、プロジェクタ用、その他予備の3系統です。

 スピーカ用の配管      

スピーカ用から解説しましょう。

SP1〜5は、フロント側(つまりスクリーン側)です。図で紺色で示したSP1とSP2が床置きスピーカを想定しています。この配管は現在ハーベスのモニタースピーカへの配線に使っています。

赤色のSP3〜SP5はスクリーンボックスを隠してある幕板の後ろ、つまり天井に出ていて、天吊りスピーカ(フロントL/C/Rの三本)を想定しています。ただしこの配管は現在は使っていません。

同じ赤色で示したSP6とSP7も天井です。サラウンドスピーカ用です。現在NHTのスーパー・ゼロがつながっています。


 プロジェクタ他用の配管      

次にプロジェクター用ですが、紫色で示した二本がそれで、映像用の同軸ケーブルが通っています。

このほかC1とC2は、LANのページでも述べたとおり、南壁と東壁の三列仕様のコンセントボックスです。

緑色の予備配管は、この二カ所とAVパッチボードを床下経由で結んでいます。


 補 足      

以上の配管は、全てφ22のCD管を使いました。一応リビング用としては十分だと思いますが、強いて言うなら、プロジェクタはもう一〜二本余分に配管しておいてもよかったと思います。プロジェクタが意外に高機能で、配線仕切れませんでした。

あと、サラウンドスピーカの床置きを想定しておいてもよかったかなと思います。これは必要なら床下から穴を開ければ追加工事は可能です。




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