調光器について | ![]() |
暗くしたら調光器 |
映画を観るには真っ暗が理想です。しかしソファーに座ってから電気が消せないと不便です。そのため本格的ホームAVには調光器が必要となります。
簡単には調光可能なスタンドを一個置けば、実は用が足ります。特にリモコン調光になっていれば申し分ありません。
でも、かないまる邸は折角の新築ということで、屋内配線に調光器を入れる事にしました。
最初に調光器の効果を見ていただきましょう。
左の画像は、映画を観るソファー周辺ですが、ここに見えている左壁のペンダントと天井のダウンライト、それと画面外になりますがプロジェクタ手前の天井の蛍光灯には、すべて調光器が組み込まれています。
下の画像が調光器で暗くした場合です。
ただし若干の明かるさを残した状態で、映画を見ながら食事ができる設定です。
天井のダウンライトはビームの強いランプを使っていて、ソファーとその前のテーブル周辺を選択的に明るくしますので、この状態で、さらにペンダントを消せば、スクリーンの画質への影響はほとんどなくなります。
ですのでサッカー中継なんかはこの状態で楽しんでいますが、映画の時は、手前の明るさが映画の意図を壊しますので、全部消灯してしまいます(廊下のダウンライトも調光で消します)。
かないまる邸のリモコン調光器はソニー製で、画像は調光器用のリモコンです。
このリモコンで2系統の蛍光灯のオンオフと6系統の白熱灯の調光ができます。
またその調光状態を8個のボタンに記憶することができて便利なんですが、残念ながら生産完了だそうです。
現在かないまる邸で常時使っているプログラムは、
の5プログラムです。
これはリモコンの受光部で、リビングのどこからでも見える場所につけてあります。
受光部には蛍光灯と白熱灯を別々に一斉にオンオフする機能しかありません。つまりリモコン送信部がないと、調光は不可能になっています。
これは調光器の御本尊です。別ページで紹介したLANと同様の、専用の分電盤に収めてあり、リモコン受光部との間は、壁内の配管でつながっています。
1ユニットあたり蛍光灯1系統のオンオフと白熱灯3系統の調光ができ、2ユニット一組で動作します。
調光器の設置は、壁の中に埋め込んでしまう例もあるようです。そのほうが工事は安価ですが、調光器の寿命はもって20年でしょうから、メンテナンス出来ない設置方法はお勧めできません。