スターティングノット

フィッシャーマンズノット



初稿 111219
更新 130427


タイオフノットには やや使いにくいフィッシャーマンズノットは本来はスターティング用のノットです。つまり、スターティング用に使った場合は作りやすく、緩まない強いノットです。ノットを作った後でフレーム側から引っ張ると、ノットがどんどん締まるので、原理的に緩まないのです。まさにスターティング用といえます。

以下二本張りが必須となるウッドラケットを例に説明します (以下はウッドのページの画像と同じです)。



メインが張り上がり、クロスをスタートするところです。まずループを二つ作り、フレーム側から打面側に向かってストリングを通します(スカッシュでタイオフにつかう場合3ループにしましたが、それよりひとつ減らします)。



これがスタースィング用ノフィッシュマンズノットです。フレームにクロスストリングのスタート端を通したら、メインに対してフレームから離れる方向に二個の作ります。続いて先端をフレーム側からこの二個のループに通します。適当にノットを締めてから、フレームの外からクロスを引くとノットが完全に締まります。



これはUSRSAの1993年版ストリンガーズダイジェストに載っている画像ですが、A部とB部の上下が逆になっています。かないまる方式のほうが綺麗でよく締まります。



とっとを作っている様子です。手でこの程度まで締めます。



クロスをマシンで引くと簡単にノットが締まります。もしループに緩みが見えたらマシンでテンションをかけたままプライヤーでさらにノットを締めます



ノットができたらクロスをクランプして先に進みます。

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