真のエイトノット(改定版)
初稿 111030
改定 120630
いわゆるエイトノットのページで、「これはエイトノットではなくて止め結びです」と書きました。
くどいようですが、ラケットストリンギングの世界で言われる「いわゆるエイトノット」は、結びの世界はオーバーハンドノットで、エイトノットというのは間違いです。なぜこれをエイトノットというようになったのか不明。各個人が教わったことを疑わないのは自由ですが、間違いは間違い。
それはそれとして、では結びの世界のエイトノットでタイオフができるのか。
長年のテーマでしたがついにできました。かないまる式「真のエイトノット」です。
わかりますね。赤いノットは上の図の「八の字結び」そのものです。昨年の11月に失敗例を公開しましたが (すでに削除ずみ)、今回のは完璧で実用になります。では実際に結んでみます。
まず結びを作ります。いままでのどのノットより簡単です。「いわゆるエイトノット」より速いくらいです。
メインループをひきます。ダブルノットと同じように、ここはメインに綺麗に巻き付ける感覚でやるといいです。
メインループを指で押さえながらサブループを縮めます。ループが閉じたら強く締めます。
できました。グロメットに蓋をするように大きなループが一周できます。これなら絶対にめりこまないでしょう。ダブルノットにくらべると、先端がフレーム方向に倒れてくれないので、カットしたストリングに触ると痛いのが欠点かもしれません。
クロスを切って、抱きつき具合を見てみましたが、完璧です。がっちり食いついています。
というわけで、結びの世界のエイトノットを使った「かないまる式エイトノット」が完成しました。使えると思います。
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