ノット3)
いわゆるエイトノット
(日本では「ごく普通のノット」とされていますが、まったくお勧めできません)
初稿 111030
更新 150208
いわゆるエイトノットです。いわゆるエイトノットノットは非常にポピュラーですが、ノットがタイオフホールに入ってしまうう欠点があります。つまりダメなノットです。
ここでなぜ「いわゆる」をつけているかというと、このノットは「結び」の常識ではエイトノットではないからです。この結びは正しくは「止め結び」といいます。
またこのノットをエイトノットと呼ぶのは日本だけのようで、海外ではWilson knot、Wilson knot、またはWilson Pro knotmkと呼ばれているようです (出展はこちらの動画、およびこちらの動画です。後者の動画にはかないまるでは未解説のPCノットなども紹介されてます)。
エイトノットはお勧めはできませんが、このノットが簡単なためポピュラーであることと、他のノットと比較するためにご紹介します。
これがいわゆる「エイトノット」です。
実際に結んでみます。
ストリングのホール側にループを一個作ります (メインループ)。
面の内側からフレーム側(内側から外側)方向に、タイオフストリングを通します (サブループができます)。
メインループを閉じます。
サブループを閉じます。これはペンチでしっかり締めます。
ストリングをカットして出来上がりです。画像で明らかなように、エイトノットは簡単にホールにめりこみます。このラケットは中古で買ったものですが、何回もエイトノットの洗礼を受けてグロメットホールが痛んでいます。でもパーネルノットやダブルノットなどの他のノットを使えばノットがひっかかる場所が違うので、このようなラケットも生き返ります。
まあとにかく、「いわゆるエイトノット」は捨てましょう。
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