1)いわゆるエイトノットはルーズ
まず「いわゆるエイトノット」Aをご覧ください。メインに対してグラグラです。本質的に締まりの悪いノットなのです。このノットがホールに簡単に入り込のはこのように結びがルーズなため、ノットの姿勢が簡単に変わるのが理由です。うまくホールの角にひっかかったように見えても、少しボールを叩くとショックで姿勢が変わり、スルっとホールにもぐり込みテンションンが抜けてしまいます。
2)他のノットはいずれもしっかりしている
これに対して@、B、Cはメインにがっちり抱きついています。もちろん結びはメインストリング上をスライドはできますが、メインに対して取り付く角度はがっちり固定。そのためグロメットホールの外周のどこかに結びが引っ掛かり、簡単にはホールに潜りません。なかでもダブルノットBは結びが大きいのでとりわけグロメットに潜りにくい結びですが、他のB、Cのノットがもぐり易いというものでもありません。
3)ノットは使い分けるとグロメットにやさしい
ノットとグロメットとのあたり方を調べると、ダブルノット、USRSA系とパーネルノット、USRSAバリエーョンの三グループに分類できます。もしどれかのノットでグロメットが痛んできたから、違うグループのノットを使うと救うことができます。特にグロメットが割れてしまった場合は、ノットが大きいダブルノットが勧められます。
なお後ほどご紹介する「かないまる式真のエイトノット」もグロメットにやさしいノットです。
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