100均商品で作る
ストリングカッター (ガット切りハサミ)
初稿 111113
ストリンギングにはいろいろな専用の工具が存在します。特殊工具は生産数が少ないので高額のものが多いです。なのでかないまるは、自分で作れるものは作ります。
ところで工具を作るには工具が必要です。とりあえず紙やすり、ペンチ、ニッパーは使いますが、なにしろ「削る」作業が中心なので、下記のものが必須となります。
工具を作るということは「削る」作業がありますのでディスクグラインダーが必須となります。数年前までは使いものになるものは確実に1万円以上しましたが、今は海外ブランドのいいのが安価に入手できます。コストダウンもあるでしょうが、円高も大きいでしょうね。
これがかないまるが今使っているBOSCH製です。アマゾンで4980円。 かないまるはディスクグラインダを今までに2台潰し、これが3台目ですが、トルクも十分で動作音も比較的小さいのでお勧めです。一台あるといろいろと便利で、工作が好きな方ならすぐにモトが取れます。
グラインダ作業には耳栓とゴーグルが必要です。
まず耳栓ですが、かないまるはヘッドホン型を使っています。ダイソー商品を使っていますが今は見かけないのでこちらを推薦しておきます。ヘッドホン型は着脱が素早くできるので便利です。
スポンジの耳栓も使えます。スポンジ耳栓ならこれがお勧め。40個入りで973円は魅力ですが、この耳栓はものすごく遮音がよいこともオススメです。使ってみるとわかりますが、細く長くつぶれて、耳管を長い範囲でふさいでくれるので、低域までよく遮音されるのです。スポンジ式のなかでもダントツに性能がいいと思います。
なおディスクグラインダーはかなりうるさい工具です。耳を守るために、短時間でも耳栓は必ず使ってください。本職は耳栓を使わないでタイルや化粧レンガを切断していますが、オーディオファンは必ず耳栓を使ってください。
ゴーグルも目を守るために必ず使ってください。なにしろ鉄粉が飛んできますから必須です。裸眼は論外。メガネを使っている人も装着したほうがいいです。できる限りスキマのないゴーグルを使いましょう。こちらをお勧めします。
この枠内でごオススメしたグラインダー、耳栓、ゴーグルは、全てアマゾン扱いの商品なので送料無料です。
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とまあ、工具を作るための工具の話を書いたところで、今回は「ストリングカッター」の工作です。
まず専用の工具をの姿をご紹介しましょう。
こんなものです。ゴーセン製のストリングカッターです。先が斜めになっていて、ストリングを切りすすめやすくなっています。2000円くらいのものです (購入するならこちら)。
ハサミの仕様としては、まずストリングの枡目に入るように、細身であること。ストリングが逃げないでよく切れることも条件です。首に角度がついているのハ、バリバリ切りすすめるために有功です。
これをダイソーで売っていた100円のハサミをグラインダで加工して自作することにします。
これが元の姿です。「ペットボトルカッター(ハサミ)」といって、ペットボトルを切るためのものです。オフセットがありがたい。でも先端の丸い突起が邪魔です。また幅も広すぎてストリングの枡目に入りません。
グラインダーで加工した後です。先端の突起を取り、幅も少し縮めました。また支点近くをえぐってあります。
このえぐりはかないまるの工夫で、ストリングを一度に多数カットできるようになります。一応「かないまる式」と主張しておきましょう (既存だったら教えてください>気付いた方)。
画像は切り始める寸前の状態です。ハサミというのは90度開いた状態では切れません。60度以下くらいに閉じて初めて切れます。
下刃の背中をえぐってあることで刃が奥まで入りますので、ハサミの根元で切り始めることができるわけです。
そのままバリっと4本まで切ってみました。一番上のゴーセンのものでも、こういう切り方はできません。クロスとメインは最低一組を同時にきりますが、さらに数本一気に切れてストレスが瞬時に開放されるのがかないまる式の利点です。
斜めに切る理由の詳細はこちら。
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