100均商品で作る



ストリングカッター (ガット切りハサミ)


初稿 111113


ストリンギングにはいろいろな専用の工具が存在します。特殊工具は生産数が少ないので高額のものが多いです。なのでかないまるは、自分で作れるものは作ります。


とまあ、工具を作るための工具の話を書いたところで、今回は「ストリングカッター」の工作です。

まず専用の工具をの姿をご紹介しましょう。



こんなものです。ゴーセン製のストリングカッターです。先が斜めになっていて、ストリングを切りすすめやすくなっています。2000円くらいのものです (購入するならこちら)。

ハサミの仕様としては、まずストリングの枡目に入るように、細身であること。ストリングが逃げないでよく切れることも条件です。首に角度がついているのハ、バリバリ切りすすめるために有功です。


これをダイソーで売っていた100円のハサミをグラインダで加工して自作することにします。





これが元の姿です。「ペットボトルカッター(ハサミ)」といって、ペットボトルを切るためのものです。オフセットがありがたい。でも先端の丸い突起が邪魔です。また幅も広すぎてストリングの枡目に入りません。



グラインダーで加工した後です。先端の突起を取り、幅も少し縮めました。また支点近くをえぐってあります

このえぐりはかないまるの工夫で、ストリングを一度に多数カットできるようになります。一応「かないまる式」と主張しておきましょう (既存だったら教えてください>気付いた方)。



画像は切り始める寸前の状態です。ハサミというのは90度開いた状態では切れません。60度以下くらいに閉じて初めて切れます。

下刃の背中をえぐってあることで刃が奥まで入りますので、ハサミの根元で切り始めることができるわけです。



そのままバリっと4本まで切ってみました。一番上のゴーセンのものでも、こういう切り方はできません。クロスとメインは最低一組を同時にきりますが、さらに数本一気に切れてストレスが瞬時に開放されるのがかないまる式の利点です。

斜めに切る理由の詳細はこちら


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