T2000:張りの実際



初稿 111105


その6) 二本目を張ります

二本目 (クロス) をスタートします。



二本目のストリングをクロスに通し、中央付近でクランプします。右手にあるのはタイに必要な長さで、20〜30センチ。ここを一本目の最後と全く同じようにタイします。



クロス二本目 (C5)をプリレーシングし、クロス一本目 (C4) を引きます。ここからのクロスはメインに対して必ず下から交差で始まります。また毎回プリレーシングを行います。



クロスを引くと全てのメインがクロスに引きずられて右に動き、そのまま引っかかります。これをオウルで軽く叩いてストレスを抜きます。


この作業はとても大事で、やるとやらないとでは打感がまるで違います。ショップで張るのを見学していると叩いていないか、全部叩かないで半分くらい叩いて止めてしまうことがあるようですが、必ず全部のメインを叩きます。



終盤です。最後から4本目 (C12) 〜2本目 (C14) を引くときは、プリレーシングは半分程度にします。

また、ここまでずっと同じだったテンションを、C13で1ポンド下げます。C14はさらにもう1ポンドさげます。

また最後のクロスは、一転してテンションを上げます。これはタイオフで緩む分を見込むものです。




タイオフしました。ロープの世界のエイトノットです。

1-12 張り(その7)
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