T2000:張りの実際
初稿 111105
その5) ボックス
ボックスのストリングは、クラウンとストリングの上下関係を覚えてしまうと手早くできます。
まずボックスを開始するラケットの右下です。
- メインからクロスへの90度曲がりは、クラウンワイヤの下から上に通す。
- クロスはメイン上を通ってはじまる。
となっています。
次にラケットの左下です。クラウンとの関係は同じ、つまり
- クロスからメインへの90度曲がりは、クラウンワイヤの下から上に通す。
となっています。
次にラケットの左上です。右下と全く同じで。
- メインからクロスへの90度曲がりは、クラウンワイヤの下から上に通す。
- クロスはメイン上を通ってはじまる。
となっています。
最後に右上です。ここはストリングが斜めに降りますが、クラウンとの関係が他の三か所と違います。下記となります。
- C1クロス→右メイン8番 … クラウンの上から通す。
- C2クロス→右メイン9番 … クラウンの下から通す。
- C3クロス→タイオフ … クラウンの上から通す。
つまりクラウンとの関係は、一回ごとに上下が交互になります。
すでに述べたようにウィルソンの初期の資料では3本とも上から入っていましたが、ストリングが接触する欠点があり、あとで変更されたと思われます。
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ここまでの共通項は、
右上以外のクラウンは下から上
右上のクラウンは、一回目上から、二回目下から、三回目上から
メインからクロスにでたストリングは、まずメインの上を通す
覚えると楽です。
ボックスが終わったらタイオフします。
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