前ページに記載したとおり、ビリヤード、サイドアーム(Kクランプ) ともに、基本はラケットに当てるだけにします。
ただしほんの少し変形させないと安定して当たっていることがわからないので、かないまるは次のようにしています。
1)
ビリヤードをフレームに軽く当ててから緩めて、0.5ミリ程度離しておく (この時点ではフレームを絶対に変形させない)。
2)
サイドアームを締めてフレームに触らせ、軽くしめます。変形量は0.5ミリ程度。
Smart707の架台は左右独立にアームが動くので、ラケットのセンター出しとアームの締め込みを同時にやらなければなりません。そこで穴とビリヤードの位置関係を観察してフレームの中心出しとサイドサポートの締めを同時に行います。
つまり、まず片側のアームでラケットをセンターから1ミリ程度動かします。次に反対のアームで押し戻してセンターを出します。ガタをとるために左右のダイヤルを同時に回してラケットを左右に振り、適当なところでやめます。
グリップ側は水滴型スカッシュラケットはセンターが動かないので、ラケットをよく見て、0.5ミリ変形したところで止めます。テニスラケットや楕円フレームのスカッシュラケットの場合は、トップ側と同じことをします。
3)
ビリヤードを内側から指で外側に押して軽く当てます。このときビリヤードの根元付近を押します。ラケットに当たったら、指で押したままビリヤードを固定するダイヤル (ナット) をしめます。ネジの遊びがなくなり回転に負荷を感じたらそこでやめます。
つまりビリヤードは締めるのではなくて、触っているだけにするのが原則です。
4)
最後にシャフトのフレームに近い部分を指でつまんで、「かる〜く」振ってみます(シャフトを持って、毎秒1〜2往復、振幅数センチ)。ガタガタ動いたら弱すぎ。動かない範囲で弱めに止まったら完了です。