水滴型ラケット用・サイドサポートアダプタ

初稿 111029
更新 111101

Smart707の架台は、水滴型のスカッシュラケットを張ろうとすると、グリップ側でサイドアームの可動範囲がわずかに足らなくて、ホールドできないという問題があります。



惜しいですね。電動の張名人の架台も同じようにわずかに届かなかったので、同じ人が設計したのかもしれません。

いろいろ工夫しましたが、結局木片で延長アダプタをつくるのが一番ストリンギングが安定にできました。



こんな感じで、サイドアームのクランプを延長するわけです。





アダプタはこんな形になっています。つまりCクランプ形状にしてあります。とりつけたままストリンギングがつづけられます。


同じ問題に遭遇しているが、こんなのはつくれないという方には、以前使っていた形状をお勧めします。



これは木片のコーナーを丸みをもたせて落としただけです。角材をカンナで削って、ノコギリでカットすれば簡単につくれます。

残念ながら、アラウンドザワールドのときに一度外す必要があります。外すとフレームが外に膨れます。その量を覚えておいて、再装着するときに同じくらい押し戻す必要があります (そんなに難しくありません)。

クロスの最後の段階で再びアダプタの位置に来ますが、すでに変形が戻ってほとんど外れそうな程度になっているはずなので、テンションを引く穴側だけ装着して反対側を外すことができるので、全く問題ありません。


作る場合は確実にクランプできるようにするために、コツが一つだけあります。



画像のように、Kクランプとアダプタが当たる場所 (矢印のところ) を、ラケットのフレームの中心より上になるように作るということです。これだけ守れば、テンションをかけてもアダプタは外れません。

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