ウッドの一本張りパターン


初稿 111226


次はウッドの一本張りです。

実はかないまるは、ウッドもほとんどの場合一本張りしてしまいます。理由はスターティングノットを作ったりストリングをカットしたりする手間がないので楽というのが一つ。もう一つはメインが絶対に緩まないということ。後者は結構大切です。

欠点は、やや下からクロスを張り始めて、中央を超えてトップ付近が張り終わりになるので、トップ付近のメインやフレームへのストレスがやや心配。ただその時点でグリップ側を張ってないのでトップ付近のストレスはフレーム全体に逃げるようで、あまり問題を感じません。

というわけで一本張りです。

まずパターンです。



まずカワサキパターン。これはメインが終わった穴を起点に、ロングサイド側で4穴上、ショートサイドを3穴上でクロスをスタートします。




こちらは、ロシニョール、スラセンジャーのパターン。メイン終了のあと、ロングサイドが5穴上がって、ショートサイドは4穴上がってクロスをスタートします。


このロングサイドを5穴か4穴かは、実は上記パターンを見なくても、メインが終わったときにフレームの溝を見ればどうすべきかすぐにわかります。



青の円がメインの終了穴です。ここで白の楕円のクロスの溝に注目してください。溝があるので、最後の溝の隣の穴に通してクロスを始めればよいのです。

ラフを上にして張っているとして、カワサキ/ドネー型は4穴です。ロシニョール、スラセンジャー型は5穴です。では一本張りをやってみましょう。


続き(ウッドの別のスターティング方法)
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