かないまるの
カルス培養土園芸

10) カルス培養土の土壌設計
シンプルな作り方


開始 211221

比較的健康な培養土の古土を使う場合は、バーミキュライトなどの資材はいりりません。そこで、
    • 古い土

    • カルスNC-R
    • 米糠
    • 苦土石灰
    • 肥料
以上で作るシンプルな場合について書いておきます。



1)材料
  1. 用土。古土を篩ったものを使います。

2)有機物
    体積で用土と同量。青いほどよいが、枯れ葉も米糠などの窒素材併用で使える。
    仕込み前に5センチ程度に裁断すると培養土が使いやすい。

    用土と同じ体積を使用。
    足らないときは腐葉土を不足分体積の1/3、または生ゴミ堆肥などを入れる。

3)
石灰資材類。
    仕込み前の用土10リットルあたり100グラム。
    酸度計を使ってpH7.0以上の場合は不要。
4)
肥料
    肥料は、完成培養土の容積あたりで考えます。
    肥料に5-5-5タイプ (たとえば有機化成肥料 (サンアンドホーム)) を使うとすると、
      出来上がった培養土10リットルあたり63グラム=140cc

      ※元の培養土に施肥したい場合
        用土10リットルからカルス培養土は約13リットルできるので、用土10リットルあたり、140*13/10=190cc。
        腐葉土を入れるときは50cc程度増量。

5)カルスNC-R
    用土の量によらず寄らず、一回100グラム (リサール酵産さんの推奨)。
      用土が30リットルを超えるときは一回200グラム (かないまるの推奨)

      ※カルスNC-Rはいれすぎても問題ない。

6)米糠
    カルスNC-Rの栄養剤。
    原則として、有機物が青々としているときは窒素が豊富なので不要。
      ただし、有機物が青々としていても、米糠を100グラム程度入れるとカルスNC-Rが元気になり初期発酵がよくなるのでオススメ (リサール酵産)。

    有機物が青くないときは,カルスNC-Rの3倍(グラムベース)を投入









堆積発酵の記事がございます。

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