ウィーンからこんにちは
その2
19世紀に出現したringの周辺には、皇帝の指示により博物館やオペラハウスなどが作られましたが、1870年、ついに世紀の名ホール、ムジークフェラインザールが完成します。
ムジークフェラインザールは世界3大音楽ホールのひとつ、有名なウィーンフィルの本拠地です。ここでウィーンフィルを聴くのが私の長年のあこがれでしたが、今回それがかないました。
ところで、画像が暗めに見えると思います。露出を失敗しているのではなくて、本当に暗いんです。欧州の冬は暗くて寒い事が多く、その寒い冬を彩るのが音楽。ウィーンが音楽の都になったことと、冬が暗く夜が長い事は無関係ではないようです。
今回、ウィーンフィルのコンサートを二日続けて見ることができましたが、至福の響きとはこのことでした。
憧れのウィーンフィルのチケットです。一階席15列目。12月4日、当日ホール前で券を売りたい人を探して譲ってもらって入りました。価格は720シリング。現在のレートで約5000円。日本でウィーンフィルを同じくらいの席で聴いたら2〜3万円ですから安いですね。