99年7月11日公開
1) 概説
1-1) インターネット接続と家庭内LAN
かないまる邸の家庭内LANの詳細は別のページに紹介したとおりです。構想から丸3年経過しましたが、インフラとしての配線/配管は古くなった点はありません。
しかし旧型のTAを使っているため、インターネットへの高速接続が、TAのシリアルポートにつながっているパソコン一台に限られ、ちょっと不便。そこでルータを導入することにしました。
1-2)ルータ導入でなにが変わるか
まず、よく知られているように、LAN上につながっている全てのパソコンからインターネットアクセスが可能になりました。もちろん複数のパソコンから同時アクセス可能です。
従来のモデムやTAの場合は、シリアルケーブルやモデムケーブルが必要でしたが、これらは不要になり、接続経路はLAN(ETHERNET)となります。会社などでLANを使っていると普通の事なんですが、シリアル経由でしか接続したことが無い方には新鮮だと思います。
次に個別のDSUが不要になります。MN128-SOHO-SL11にはDSUが内蔵だからです。
ハブも減りました。実は現在書斎にパソコンが4台もあるので、壁コンセントでは足らなくて、書斎内でハブで拡張していたのですが、これが不要になったわけです。
1-3) DHCPサーバ機能も便利
MN128-SOHO-SL11は、TCP/IPプロトコルでLANと接続していますので、パソコン側もTCP/IPをインストールします。
従来かないまる邸の家庭内LANでは、NetBRUIプロトコルを使っていました。これは特に何も設定しなくても使えるのでラクチンだったからです。TCP/IPだとアドレスを指定しなくてはならないので、ノートパソコンを会社と自宅で使うと矛盾して不便でした(LANの性能は、TCP/IPのほうが快適です)。
ところが、MN128-SOHO-SL11にはDHCPサーバ機能という、IPアドレスを自動割り付けする機能がついています。会社のLANにもDHCPサーバは実装されていますので、パソコンを「IPのアドレスを自動取得する」にしておけば、どちらでも使えて便利です。
また、かないまる邸では、家庭内LAN上にWEBサーバを試験的に置いています。このパソコンはIPアドレスを固定しておく必要があります。DHCPサーバにはIPアドレスの予約機能もありますので、問題なくWEBを運営可能です。
1-4) その他
このほか、設定用の「設定らくだ」は確かに楽でした。
雑誌で評価されている内蔵伝言板機能やPHSとの連携は、私は使わないので特に評価はしていません。
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