イオナックの飲用利用について
050724 初更
1.まえがき
イオナックの販売業者のWEBには「世界で最も権威のあるアメリカの衛生機器検査機関<NSF>で飲料水用の濾材として認証されています」という記載があります。複数の代理店に存在しますが、もともとは総発売元の関西理研商事にある記載をコピーしたもののようです。
そこでイオナックを試用開始した直後、シャワーからでてきた水を蕎麦打ちに使ってみましたが、蕎麦が大変に美味しくなることがわかりました。特にダシ取りに最高です。しかしこのことを初稿に書いたら、理研さんから「日本では飲用の認可はとっていない」との連絡をいただきました。
詳しくやりとりしたら、濾剤は安全なものだが、濾剤がこすれてできる金属微粉末や、振り落とした鉄分などが出てくる可能性がある
とのことでした。
また飲用に使いたいのなら (ガーゼなどで) 金属粉を除去してくださいとも書かれていました。
しかし微細な金属粉をガーゼはちょっと無理なので、ならばということで、かないまるは「ピッチャー型浄水器」というのを買ってきました。
浄水器自体も銀活性炭とイオン交換樹脂でミネラル除去性能がありますが、イオナックを通った時点で塩素とミネラルの大半が除去されているので、できあがった水はかなり純水に近いと思います。また浄水器の濾剤もかなり持つという目論見です。
ピッチャー型浄水器は夏場を迎えて、数社がしのぎを削っているようですが、かないまるは夏商戦前にマトモに販売をしていたウォール・ピュアという商品を買いました。ウォールピュア浄水器の詳細は、推薦記事をごらんください。
4.台所にイオナックを設置しました
さて、イオナックとウォールピュアで純水化した水を使うと非常に濃厚なダシがとれます。そば打ち用に最適といえます。
また、血糖値対策として飲んでいる桑の葉茶の成分も良く出るようです。通常かないまるは、桑の葉茶にそば茶と麦茶をブレンドして飲んでいますが、桑の葉茶だけを煎じ比べてみると、純水化した水で抽出したほうが濃厚になります。当然効き目もいいと思います。
しかし、毎日風呂場に水を汲みに行くうちに、いささか面倒になってきました。そこで台所にイオナックを付けてしまいました。
これが台所にとりついたイオナックです。そう、フィルターだけついています。別にシャワーになっている必要はないからです。
かないまる邸の台所は、新築時に浄水器専用のバルブを付けました。当時すでにアムウエイの浄水器を使っていたので、アンダーシンクにはせずに専用の蛇口をつけたわけです。
専用蛇口といっても20ミリの普通の水道栓にU字吐出管をつけただけの簡易なものです。アムウエイの浄水ヘッドは吐水口取り付けタイプで、原水と浄水を切り換えるタイプですが、かないまる邸では常に「浄水」側になっています。
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このバルブ栓とU字管の間に、まず分岐バルブ(A)を取り付けました。これで、水色のレバーを回してアムウエイ側とイオナック側を切り換えることができます。
そして分岐口から自在蛇腹管(B)を使って、イオナックの交換用フィルター(D)を取り付けました。
コストは分岐バルブが2000円強。蛇腹管は500円くらい。イオナックの濾剤が6000円強ですから総額で9000円程度です。
(C)部のナット部は手で回せる程度の力で止めれば十分なのでイオナックのフィルターは簡単に外すことができます。これは付着した鉄を落とすためにフィルターを振る必要があるので結構重要なポイントです。
水をウォールピュア浄水器に入れている様子です。画像の一番下のバルブを回すとイオナックのフィルターから水が出てきます。下のタンクにほぼ純水となった (と思われる) 水が採れます。
水色のレバーを切り換えると、アムウエイの浄水も使えます。アムウエイ+ウォールピュアの水は大変に美味しいので、これはこれで貴重です。かないまるは現在、蕎麦の水回しには、ルソかこの水を使っています。
なおボトルの中が白くなっているのは湯気です。アムウエイ浄水器は紫外線ランプが常時点灯しているため、使い始めで熱湯が出るのです。このため水を使いたいときには約30秒待ち、なおかつ湯になった浄化水を約10リットルもすてることになります。あまりいい仕様ではないですね。
イオナックをとおした水を飲用に使う場合は、あくまでご自身の責任においておこなってください。
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