アトピーの方、髪を大切にする方にオススメ
脱塩素、軟水化を同時に行う浴用シャワー
イオナック
050626 更新
050607 初稿
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| [NEW]050526 | ご購入者のご感想 | イオナックご購入者のご感想をUPいたしました。 |
(まえがき)
かないまるも娘もアトピー持ちですが、水道水中の塩素にはやられた方です。体調が悪いと肌が荒れる。シャワーを使うと浴室が息苦しく感じる。ふと塩素のせいだと気づいた数年前に、浴室のシャワーヘッドを塩素吸着商品 に変えました。商品名を仮にKシャワーとしましょう。確かに症状は改善。欠点は頻繁に濾剤を換える必要があること。持たないんですね。効果が。
ところがつい最近、画期的なものに出会ってしまいました。「イオナック」というシャワーヘッドです。
(では姿形をどうぞ)
これがかないまる邸の浴室におさまったイオナックの画像です。今まで使っていたヘッドと交換。ネジ部のアダプターが3種類入っていましたが、アダプター無しでそのまま交換できました。
画像の白く太い軸の部分がハイテク濾剤で、かなりたっぷり入っているのが特長です。
(使用感1/脱塩素)
では使用感を書いてみましょう。
まず脱塩素。これは確実にできているようです。従来使っていたKシャワーは亜硫酸カルシウムを吸着剤に使っているのですが、濾材の寿命が短く、2カ月くらいで効果が落ちてきます。でも交換すると楽になる。
なので脱塩素効果はよく分かっていますが、今回「イオナック」を試用した結果、まず同じように肌と呼吸が楽になりました。
イオナックのいいのは、濾剤の持ちがいいことで、約30000リットルを処理できるそうです。使い方にもよりますが、最低でも三カ月、平均半年は持つそうで、Kシャワーの状況からかないまる邸では半年〜一年程度はもちそうです(使ってみないとわかりませんが)。いずれにしても頻繁に濾剤を交換しないでよいのは助かります。
(使用感2/軟水化)
イオナックのもう一つの特長は、水に溶け込んでいるミネラルを除去してくれること。これはKシャワーにはなかった特長です。
これは濾剤に「銅/亜鉛合金」を使っている効果だそうで、残念ながらかないまるには原理はわかりませんが、水道水の硬度をぐぐっと下げてくれるそうです(日米で特許が取得されているそうです)。
と書くと、温浴名人を推薦して「ミネラルが溶出するからいい」と書いたのと矛盾しているようですが、温浴名人は浴槽内の浸かり湯の話。あがり湯、洗い湯は硬度は高くてはだめなのです。実際、温泉場でもあがり湯は水道水(軟水化した水)を使うのがほとんどです。
なぜかというと、温泉水 (硬度の高い水) は石鹸がミネラルと反応して金属石鹸ができてしまい、石鹸が溶けない、泡立たないということが起こるからです。
水道水の場合は一応軟水〜中硬水なのでそこまでひどくはないですが、我々が「湯垢」と呼んでいるものは、実はその一部、またはかなりの部分が金属石鹸で、汗腺や頭皮によくありません。洗浄力が落ちますし、汗腺に詰まってしまうということもあるそうです。
イオナックは、水道水の硬度を下げてくれるので、まず湯垢がかなり減ります。特に洗髪後の髪はかなりいい感じ。体を洗うときもイオナックから洗い桶にとって石鹸で体を洗うと泡立ちがクリーミー。肌もスキっとします。
結果、塩素がないこととの相乗効果で、水の刺激が少なく肌の調子がよくなる。アトピー持ちには非常にありがたいことです。
(結構すごいですよ)
と、淡々と (でもないか…) 書いてきましたが、この効果は実は劇的に実感できるものでした。私の背中のかゆみは温浴名人でかなりおさまったものの、僅かに残っていて、ときどき猛烈に痒くなることがまだありました。Kシャワーの濾剤の期限切れなんですね。湯上がりにイオナックのシャワーで全身を流す。これでかゆみがほぼ完全に解消しました。温浴名人が治療を担当し、イオナックが肌のケアを担当している感じ。これは効きます。
髪もいい感じです。なぜか寝癖がつかない。これは不思議ですね。指どおりもいいし(なんかシャンプーのCMみたいですが…)。スゴイなあ、これ。いいものがあるもんです。
(類似品との比較)
イオナックを買う前に一応調べてみましたが、銅/亜鉛合金を濾剤に使うことは米国特許を取得しており、その特許濾剤を応用した商品は複数存在していることがわかりました。当然特長はどこも同じ。
そのためかイオナックは、むしろ銅/亜鉛合金を濾剤に使っていることを明記していない代理店が多いほどです。
その特長とは。曰く、
- 塩素はジンククロライド(化粧水にも使われる成分)に変換されて無害化される
- 塩素以外に他のミネラルも除去され水道水が軟水化。石鹸カスの発生をおさえる(肌や頭皮、頭髪にやさしい)
- 濾剤に殺菌作用があるので、塩素を除去しても雑菌繁殖しない(炭素吸着型やイオン交換樹脂は安全ではないってことかな?)
- クラスターの小さな活性化した水を作る(クラスターの小さな水は汚れをよく落とす性質があるので洗浄力が上がるのだそうです)
- 安全性が高い(アメリカの環境保護団体の推奨品)
- 高い経済性(ランニングコストが低い)
こうした類似品のなかでイオナックのどこがいいかというと、まずは濾剤が多いようです。処理容量30000リットルは、調べた範囲では最高値。つまりは交換間隔が長い、面倒がない。
また、このタイプのシャワーヘッドは、もともとはアメリカ生まれのようですが、イオナックは水圧の低い日本向けに改良努力をしてあるそうです。具体的には濾剤を攪拌しながら通水する仕組みが組み込まれていて、濾剤との接触効率を高めながら流水量が減るのを防止しているそうです。実際使った結果でも、水流は十分確保されていて、洗髪やあがり湯に不便ということはありませんでした。
コスト比較もしてみましたが、イオナックは初期コストはやや高額ですが、処理能力が大きいので、結果的には総コスト的にむしろ安上がりと判断しました。
(使い方のコツ)
特に難しいことはないと思いますが、ひとつだけ。
日本の水道で金属濃度として高いのは鉄分だそうです。鉄自体は鉄鍋が使えるのでもわかるように特に害はないと思いますが、水を固くしたり、サビ臭くする原因になります。鉄分は実は硬度の算出には組み込まれません(カルシウムとマグネシウムで算出します)。しかし日本の飲用水には多く含まれており、実質硬度を上げているそうです。
イオナックはこの鉄分を水から分離して濾剤に吸着しますが、何もしないでいると1〜2カ月で濾剤に鉄分が付着しすぎて濾剤の効き目が悪くなるそうです。
解決法は簡単で、1ヶ月に1度、カートリッジを20〜30回上下に振ってから水を流すんだそうです。するとカートリッジ内の濾剤に付着した鉄分が脱落して洗い流されるそうです。逆に洗髪中はあまり激しく振ってはいけないということですね。
鉄分洗浄はマメに実行しましょう。
(どこで買えるか)
検索してみると結構代理店がヒットします。かないまるは、ふだんダッタン蕎麦茶を買っている、ケヤキインターナショナルさんから購入しました。他の代理店も価格は同じ。ケヤキさんは送料無料なので、条件はいいと思います。
←イオナック購入はこちらからどうぞ
←交換カートリッジ(二本組、10%引き)
なお、以下(050619更新)に記したとおり、イオナックを通した水を、そのまま直接蕎麦打ちに使うのはやめました。ただ、問題点もわかったので、追加フィルタとして現在これを使っています。なかなかよいです。
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