ルキシロンはベルギーのポリエステル専門メーカーです。そもそもテニスのストリングにポリを開発・導入したのはルシキロン社だそうです。10年位前にプロ選手の間にポリが広まったときは必然的にルキシロンしかなかったわけで、現在でもプロテニスプレーヤーの過半数がルキシロンを使っているそうです。
ナダルの活躍で有名なバボラのプロハリを息子が使い、スカッシュの世界では超有名なテクニファイバーのプロレッドコードを自分では使っていたので (しかもどちらもロールで)、ルキシコン製は今まで触ったことがありませんでしたが、現在でもポリの種類は一番多いらしいです。
かないまるのルキシロンの知識は「錦織選手が使っているらしい」という程度でしたが、先日(11/5)のスイス室内で、ランキング一位のジョコビッチに勝ったということで、ストリングも話題になりました。その結果アルパワー・フローロだとわかり、入手してみました。
ゲージはφ1.23mm。素材は「ポリ・エーテル・エーテル(PEE)+アルミファイバー+フローロ・カーボン」とのことです。ポリとしてはとても柔らく、手にしたときは驚きました。
錦織選手はポリを単独でつかっているわけではなくて、ナチュラルとの複合だそうです。いわゆるファデラー張りと逆で、フローロはメインに使っていて、クロスはナチュラル (ウィルソン16番) だそうです。
さすがにナチュラルは高いのでパスですが、ナイロンストリングとの組み合わせでもなかなかおもしろい打感でした。感想はこちらの目次から。
それにしても、なんでベルギーなんでしょうね。そういえばボルグが使っていたウッドラケットのドネーもベルギーのブランドですね。
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