当て革
急角度の折れからストリングを守る
初稿 111217
ウッドラケットでよく起こる障害です。
画像は未使用のラケットですが、矢印のところでストリングがかなり急角度で曲がります。ウッドラケットはグロメットを持っていませんので、なにも対策しないと、ストリングがフレームの木に食い込んで行きます。
もともとウッドラケットではこのホールには当て革やモールドのチップをいれますが、つぶれていることが多いのと、新品のラケットにはついていないのが普通です(当て革が接着してあることもありますが)。
そてときは、こんなのを使います。キモニーのニュースティックオンというグッズです。 画像は使いかけで3本写っていますが、商品は5本入りです。
これをニッパで5ミリ幅くらいにカットして使います。
装着した様子です。ウッドには必須のアイテムです。
最近のラケットは、グロメットが柔らかい傾向があり、またホール近傍のカドはとってあるのが普通。なので、このような当て革は必要ありまん。しかし一部のラケットはフレーム外側が平面で、唐突に孔が空いているものもあります。
これはその一例ですが、プロのストリンガーさんの話では、60ポンド以上のハイテンションで張ると切れるそうで、当て革は必須アイテムだそうです。
ちなみにサーブのときに先端で打ってストリングを切ってしまうクセ (ヘタ切れというそうです) のある方や、トップのグロメットが古くなりアールが割れかかっている場合などは、トップ側に入れるのも有用です。もちろん地面はこすり易くなりますが、サーブでストリングを切るほどのハードヒットができる方は、トップをグラウンドにこするようなことはないでしょうし。あ、サーブトスはやらないほうが無難です。
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