対象となるラケット(スカッシュ)


初稿 111023


かないまるのガット張りの歴史は、テニスよりスカッシュのほうが長いです。理由は簡単で、スカッシュでストリンギングをはじめたからです。

かないまるは6年前にテニススクールで肉離れになりました。そのときコーチの対応が悪くて (なんとコーチに肉離れの知識がありませんでした) 一年間スポーツができなくなりました。

一年経ってスポーツを再開するにあたって、テニスはなんとなく不安でスカッシュをはじめました。始めてみたらテニスより激しいスポーツでびっくりしましたが、とにかくつづけました。

テニスもそうですが、スピードの速いスポーツなのでラケットとプレーヤーの相性が強く、かないまるは自分に合ったラケットを探すために、オークションなどでいろいろとラケットを入手し始めました。ガット張りは、このラケットにガットを張るためにはじめました。ラケットにはガットははってありますが、たいがい古いので張り替えた方がいいのです。

なので、オークションで入手してはガットを張り、一カ月ほど打ち、気に入らなければまたオークションで売却するということをしていました。もちろんガット張り自体も上達したかったので、気が済むまで張っては切るということをやっていました。ロールで買えばガット自体は高いものではないのに対して、スカッシュラケットの張り代は競争があまりないせいかすごく高いんです。

息子が高校のテニス部でガットをやたらと切ることから、マシンをSmart707にしてからは、張りあがりの性能がかなりよくなりました。そのころスカッシュ仲間のひとりが「張ってみてくれない」と言い出しました。断る理由はないので張ってさしあげたら、非常によかったそうです。

基本的に一緒に練習してくれるお礼ということで張りますので、見知らぬ人の依頼は受けませんが、逆に仲間からの依頼はどんどん増えました。無料で張るのがありがたいのかとも思いましたが、よく聞くとそうではなくて、打感がとてもいいのだそうです。

テニスの世界はグランドスラムに張りに行くような人が業界を指導していたりしてかなりしっかりした張りが普及しています。しかしスカッシュはプレーヤーあがりの方がショップを経営して張っているケースが多く、友人の話では「張りは上手ではないことが多い」そうです。依頼しておくとアルバイトが張ったり、奥さんが張ったりということもあり、バラツキも大きいとか。

結局かないまるのスカッシュ仲間は結構な頻度でかないまるに依頼してくれます。なので張ったことがあるラケットのブランドは、

といった具合で、メジャーなラケットメーカを網羅しています。ストリングはケブファイバー (なぜか日本だけで人気がある)、テクニファイバー (日本でとくに人気があるらしい)、スーパーニックXL (世界的に人気がある) を中心に、入手できるものはだれかしらに依頼されているので、これもだいたい網羅したでしょう。まあ一回や二回張ってどうというわけではないですが、ストリングのクセの幅はだいたいわかっていると思います。

スカッシュはフレームが柔らかいのと、マシンへの装着に工夫が必要ですが、ストリングは柔らかいのでその分は楽です。そのへんは本編でご紹介しましょう。


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