ガット張り(ホームストリンギング)のページ
まえがき
初稿 111023
更新 150229
ホームストリンギング (趣味のガット張り) のページをオープンします。
かないまるは自分のラケットを自分で張ります。
9年前の2006年8月にスカッシュをはじめましたが、すぐにストリングを自分で張ってみました。かないまるは高校生のときテニス部でしたが、ストリング (テニスではガットと言う事が多いですが) は自分で張るものでした。ところがスカッシュラケットのテンションはその軟式テニスと同じかやや低め。なので手張りで張れると思ったのです。
一応1回は張れたのですが、2回目でフレームの穴が割れてしまいました。高校生のころのラケットは木製で、キリで穴を目打ちし、テンションを維持しながら張るんです。木の穴と違いカーボン製のフレームには穴に粘りがないからです。つまり失敗。
そこでオークションで分銅式ガット張り機を購入したら、いやー、面白い。このマシンは2点支持の簡単なものでしたが、フレームの変形が大きいのですぐに6点支持の分銅式の新品を買ったら打感が劇的によくなりました。
分銅式を5年使ったあと10年落ちの電動マシンを中古で購入。さらに2年前に、新品のマイコン制御型を購入しました。
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さて、ストリンギングは職人的な仕事です。機械を使っても張り方で打感に大きな差が生まれます。打つ人の腕前で全てが決まる蕎麦打ちに似ています。だから上手に張れるととても楽しい。張り代は結構高いので、お小遣いの節約にもなります。ストリンギングは「張れていればいい」というレベルならすぐにできるので、初心者の自分が使うスカッシュラケットはすぐに実用になりました。
その後いろいろと教わりました。たとえばスカッシュのコーチのラケットを見て、張り方が想像がつかないので、コーチを通じてストリンガーさんに質問をしたら、ノート2枚に図入りでびっしり説明を書いてくださいました。アラウンドザワールドとの出会いでした。フィッシャーマンスノットも教わりました。綺麗に見えるノットで、これはとてもうれしかったです。
かないまるの通うテニススクールでは、ときどきガットメーカの人が来て実演してくれます。これがおもしろい。張り方はいわゆる「ゴーセン張り」が中心ですが、細かいことが職人さんにより随分違うんです。
全英オープンで張っているという、日本人では5本の指に入るという方がデモしてくれたときは、打たれるものがありました。ゆっくり張っていました。これでいいんだと思いました。また、かないまるはこのとき始めて「ピックアップ」を見ました。ロンドンオリンピックで錦織のラケットも張ったストリンガーさんは、ゴーセン張りではありませんでした。
2011年の1月には渋谷のテニスショップでガット張り講習会というのがありました。全豪オープンで張っているというプロの方が直接教えてくれました。このとき電動を使いましたが「電動はいいなあ」と心から思いました。実はこれが中古の電動を買ったきっかけです。古いものでしたがやはり電動は楽でした。
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かないまるのガット張りは、スカッシュ仲間の評価では「かなり上手」なんだそうです。たしかにショップで張ってもらったというのを見せていただくと「う〜ん」とうなってしまうことがあります。とても下手なんです。「また切れた」と怒っている人のラケットを見せていただいたら「これは切れるだろう」という張り方になっていました。
そんなわけで、仲のよいスカッシュ仲間は、かないまるにガット張りを依頼してくれます (ちなみに、一緒に練習してくれるお礼ですので無料で張ってます)。
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このページは、かないまるのガット張りという趣味をご紹介するページです。蕎麦のページのように「初心者がここを読めばできるようになる」というような書き方にも努めてみます。あまりほかでは見られないことも書いてみたいです。
気楽におつきあいください。
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