普通の一本張りの張り方
その3

サイドサポートの位置について

初稿 120620


ゴーセン張りは、クロスをまずロングサイドを使って上向きに張りあげ、そのあとショートサイドを下側に張り下ろします。

ここでロングサイドを張っているときは、クランプを開けるためショートサイドはスターティングクランプで仮止めしておかなければなりません。

手順としてはショートサイドクロスを一本張り、そのストリングをフレーム外側でスターティングクランプでストリングを仮止めし、その後ロングサイドを張ります。

ここで、ショートサイドをスターティングクランプでクランプできるようにするため、ラケットをマシンにセットアップするときに注意が必要です。

それはショートサイドをスターティングクランプを取り付けるためには、フレームを支えるサイドサポートを、「2」ホールをさけて固定するといことです。



上図はサイドサポートを「1」ホール付近に止める例です。




サイドアームが長いかラケットが小さい場合は、サイドサポートを「2」ホールより一つ先の「3」ホール付近で受けて「2」ホールを外す方法もあるでしょう。サイドサポートはなるべくグリップから離したほうがフレームの変形が抑えられて、張り上がりの打感がよくなりますので、可能ならサポート位置は「1」位置よりは「3」位置のほうが優秀です。

しかしラケットが大きいか、ストリングマシンのアームが短いと、「3」の位置が取れないことが多いと思います。かないまるのマシンはあまりマシンが大きくないので、「3」の位置はまず止められません。

このような場合は、パターンを少し修正して、クロスのスタート点を一つ下げることで、サポート位置をなるべく大きくとることが可能です。これがテニサポパターンで、次項で説明します。

テニサポ・パターン

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