普通の一本張りの張り方
その2
ゴーセン張りのパターン
初稿 120623
更新 121124
ではゴーセン張りの要点です。
これがゴーセン張りの基本パターンです。メインが16本で、中央がスロート側です。最近のラケットはほとんどがこれです。
12メートル全長のうち、A点を折返点とします。A点はラケット中央の一つ隣です。4.5メートル (ラケット6.5本分) をショートサイドと呼び、残りをロングサイドと呼びます。ゴーセン張りはトップ側のA点からショートサイドを通すところから張り始めます。
6.5ラケット分の長さのストリングは、長さを測ってから通すストリンガーさんと、まず先端を通してしまってから、長さを測りながらA点を見いだすストリンガーの両方がいます。
メインを張り終わるとクロスに推移しますが、ゴーセン張りの特長は、メイン終了付近を境界にしてクロスを上下に張り分けることです。短いショートサイドをグリップ方向に、長いロングサイドをトップ上方向に張り上げます。
ショートサイドのクロスのスタート部がAです (メイン終了ホールを「0」として、二つ上の「2」ホールからクロスを開始します)。一方ロングサイドはその一本上から初めます (Bに示すように、メイン終了ホールを「0」として、三つ上の「3」ホールから開始します)。
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以上はメインが16本(片側8本)の場合です。
しかし、希にメインが18本 (片側9本) のラケットがあります。
結構珍しくて、かないまるは画像の一本しか持っていません。トップの中央が折返点になっています。この場合はそのトップの中央をA点として張りますが、メインの終わりはグリップ側なので基本的にゴーセン張りで張ることができます。
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もう一つ。メインが16本で中央折返点がトップ側というラケットがあります。
この場合はメインの終わりはトップ側に行きます。この場合も、うろたえずにそこを起点にクロスを上下に張り分ければ同じ手順で張ることができます。
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