普通の一本張りの張り方
その1
ゴーセン張りとは
初稿 120623
更新 121124
世界中で一番普通に行われているストリングの張り方は、いわゆる「ゴーセン張り」でしょう。覚えやすく、張りやすく、欠点も少ないので、ショップに張り替えを依頼すると、まず普通はこの方法で張ります。
この方法で張れないのは、ラケットそのものが特殊パターンを最初から決めている場合で、たとえばウィルソンのローラーハンマー、プリンスのオースリーなどです。
また、特に柔らかいラケットでフレーム変形を防止するパターンなどを採用することがありますが、通常はそういうパターンは不要です。
さて、ゴーセン張りとはなんでしょう。
ストリングメーカーのゴーセンが、自社のストリングの性能を高く維持するために (言い換えれば下手に張られて性能が悪いといわれないため) に作った「張人」というストリンガーさんの認定制度があります。
確かに、かないまるが通っているテニススクールの社員のコーチも次々に張人の資格をとっています。社員たちは人前に置いてあるストリングマシンで自分のラケットも張りますが、以前ヘタクソだなあと思っていたコーチが、最近普通の張り方ができるようになったなと思っていたら、張人の認定票が張り出されていました。まあいい制度なんでしょう。
その張人に推奨している張り方が「ゴーセン張り」です。ただしここにご紹介するのはかないまる流なので、正確にはゴーセン張りもどきです。マニュアルを見たわけではないし、ストリンガーさんから口伝で伝え聞いたもので、個々のストリンガーさんの工夫なんか混ざっているかもしれません。でもまあ、普通に張るにはなんら支障はありませんので参考にしてください。
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