かないまるの
カルス培養土園芸

5) カルスNC-Rで培養土を作ってみる
一回目の挑戦 (第一ロット)

その2) 経過観測一回目 (11/12実施)

初稿20211213
更新 20211215


カルス培養土、第一ロット (11/1に仕込んだもの) が11日経過したので、発酵の様子を見るため掘り返してみました。
まず表面の土を剥がして、有機物のところをむき出してみました。



スゴイですねえ。有機物がボロボロになっています。緑のところも残っていますが強度がなくて、簡単に折れます。
米糠は団子状になっています。カルス団子はすこし硬いですが、指でつぶすとボロっと崩れて中から崩れた根っこが出てきたりします。カルスが集まってるんですね。




9ミリのメッシュで、土と有機物をふるって分離してみました。

土はだいたい1.5リットル増えていました。増えたもの主体は「草が分解してできた腐植」と理解すればいいそうです。腐植は有機物の1/10しかできませんが、土壌菌のすみかなので腐植が豊富になることがよい培養土ということになるのでしょう。

,一方草は15リットルになっていました。半分消えたわけですね。
仕込みの前にリサール酵産さんと相談しているとき、出来上がりの体積はどのくらいになりますかとお聞きしたら、「実感としては有機物が消えてなくなり土の容積はほぼ増えない感じ」とのことでした。たしかにそうなりつつあります。




これは仕込み前の有機物と今回フルイに残った有機物を比較したものです。
並べると分解の勢いがよく分かりますね。仕込んでから11日間ですが、夏なら数日でこうなるんでしょうね。

悪臭は全くありません。



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長い草や太い茎ははっきり残っていて、元よりはもろくはなっているがまだ硬いです。問題は茎が長いままだということです。フルイからプランターに移すときも茎が絡み合って作業が困難でした。さらに発酵が進んでも鉢植用の培養土としては邪魔になりそうです。カルス培養土は有機物が残った状態で使い始めますから、

このロットについては次回掘り起こしたときに対処しますが、次のロットからは、茎や長い葉は仕込み前に細かく裁断しておくことにします。

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観察後埋めもどしをしました。仕込み時にccとグラムを間違ったので、ここでカルスと米糠の追加をしました。



追加量は下記です。
  • カルスNC-R  200cc (初回と合わせと300cc)
  • 米糠 1.5リットル(初回と合わせると2リットル)
再仕込みは、一番下に土を3センチくらい敷き、草を1/3入れて追加資材をまき、それを三回おこないました。
土、草、土、草、土、草、土の7層になっていますが、途中の土は薄いので、おおむね均等なひとかたまりを作った感じです。

掘り起こしから再仕込みまで丸一日あったので少し乾燥したのと、土を落ち着かせるためごく軽く灌水し、合板でフタをしました。




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