片々雑事 8
84) HiVi誌ベストバイ ・CDP-X5000とTA-DA7000ESについて
(060625)
9000インフォメーションのページどおり、し夏のHiVi誌ベストバイでダントツの一位になりました。応援ありがとうございました。よかった、よかった。
ところでかないまるは、AVアンプに異動する前に、HiVi誌ベストバイの1位を一回いただいたことがあります。今から12年前。モデルはCDP-X5000。CDプレーヤ部門で一位でした。
5000シリーズは「これは、設計者が一度はつくりたかった逸品です」という伝説的広告を一年半も出し続けたモデル (その間、430ミリパネルの単品コンポの広告は全く出しませんでした)。いかなる雑誌にもベストバイ導入をしなかったという点でも変わったモデルです。海外製だったら20万〜30万だねとも良く言われましたが、貸し出しはしてもご自宅へ持ち込むことはほぼしませんでした。
でも、故朝沼先生宅にだけは先生のご希望で持ち込んだことがあります。F5000のMC入力が神がかったようなスゴい音で鳴ったり、X5000も「R10に非常によく似ている」と褒められたのを思い出します。
特にF5000のMC入力をRECアウトで出してフォノイコとしてならしてみたところ、その場でちょっとチューニングしたら、朝沼先生のK2がそれはもうゾクっとするような音で鳴りました (このチューニングは量産には反映してあります)。
そういえば、AVアンプを設計開始してからの3年間は、音出しのCDプレーヤはX5000でした。昔のTA-E9000ES+TA-N9000ESは、X5000を信号源としてチューニングしたんですよ。
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ところでこの夏のベストバイ。一つ下のクラスがおもしろい。Y社、D社、P社が同点一位になっていますが、1点差でTA-DA7000ESが並んでいます。☆ (マイベストワン、3点) をくださった先生もいらっしゃいます。
フォーマット変化の激しい昨今ですが、一昨年モデルでこの結果は大健闘。お使いのみなさんも一安心ですね。
かないまる邸も現在のところTA-DA7000ESです。サランウド勉強会のために自宅としてはかなり真剣モードで聴く今日この頃ですが、ほんとうに音質がいいなあと感心します。
84) ビワ泥棒対策
( 060624)
さて、ビワの実はまだ6個付いています。被害にあった22日にはまだ青くて被害を逃れまたものです。確実に甘いのを持っていきましたから、これは完全に大人の犯行。しかし多分罪の意識がない。そろそろ色づいて来たこの6個をどう守ろうか。
いろいろ考えましたが、ネットをかけてもとるやつはとるでしょう。なにしろ住居侵入が平気な輩ですから。そこでまずは上記画像のようにしました。私のいる土日限定。
A4の紙ですが、これだけ文字がでかくて、真っ白な紙がやや暗いビワの木の下にぶら下がるので、かなりの威圧感があります。
夜は見えないだろうって?。大丈夫。かないまる邸の正面は医院で、何時も明るいのです。今みてきましたが、紙は煌々と輝いていました。
月曜日からはネットがけにします。
(後日談)
月曜日に手の届く位置にあるビワにネットをかけました。使ったのは洗濯ネット。ネットが真っ白でビワは見えなくなりました。簡単には手の届かない場所にもビワが残っていますが、これはとれないと見做し、そのままにしました。
その二週間後、順次色づいたビワはおいしく食べることができました。高い位置のも無事で、脚立を使って収穫。これもおいしかったです。来年は手の届くところのビワには、収穫期に早目にネットをつけることにしました。
ネットかけても盗って行ったら、そのときは監視カメラだな…。
(さらに後日談)
かなり高い位置のビワはとれないので放置しておきましたが、三日後にカラスが数匹でやってきて食べて行きました。カラスがビワを食うとは聞きますが、空中にホバリングして食べるんですね。驚きました。
83) ビワ泥棒
060623
我が家にはビワの木があります。息子が小学校2年のときに給食にでたビワのタネを植えたのが、8年経って大きく育ち、去年二つ実をつけました。それが今年は゛
たくさん実が付き、順調に熟してきました。
実生なので、売っているビワのように大きくありません。直径2〜3センチといったところです。
でも親木の甘みの濃い遺伝子をもらったようで、2〜3個とってたべてみましたが、ものすごく甘くて美味しい。売っているビワではまずありえない味。もともとビワの自然種というのはこういうものかもしれません。
さて、以上二つの画像は6月22日の朝、早起きをしたので撮影したものです。味見の結果もよかったので、今日(23日)帰宅したら収穫して冷蔵庫にいれて、明日朝息子に「おいしく成ったよ」と報告がてら家族でたべようと思いました。
ところが。

これは23日 (実際は24日午前一時前) に帰宅したときの画像です。そう。ビワがありません。この画像は庭側からとったものなので、住居侵入と窃盗をやらかしたバカモノがいるのです。道路側も色づきのいいのは全部盗まれちゃいました。
これは子供の犯行ではありませんね。カラスでもないでしょう。もう少し高い位置の美味しいのはとられてないんです。大人の背丈+ちょっとした脚立の高さ以下に成っていたビワがないのです。実は庭には小さな脚立がビワの木の下に出したままなので、それを使ったのでしょう。小さな脚立でとれない高さのビワは無事。う〜ん。
82)メニエール病、鍼と整体で退治しました
060605
先週の話です。火曜日30日。寝起に激しい目眩に襲われました。腰を布団に付けたまま体を起こすと、天井や壁がグリングリン回りました。いったん横になり、もう一度おきると直っていました。
水曜日31日。最初の寝起きは全く同様。少し休んで立ち上がると、再び壁や天井がグルグルまわり (それはもうグリングリンと回りましす) また倒れました。三回目に起き上がると直っていました。
6月1日木曜日。二階の寝床で三回連続で目眩がし、しょうがないのでそのまま寝なおして、一時間したらなんとかおきることができました。しかしフラフラしながら一階のリビングに降りて床にグタっ寝そべり、さて会社に行くかと起き上がると、またまたグリングリン。
これはだめだと会社に連絡を入れて休みを取り、そのままソファーで睡眠をとりました。
さて、これは一体なんでしょう。
多分耳鼻科に行くと「メニエール病」と診断されるのだと思います。グリングリンは回転性目眩とよばれていて、メニエール病の典型的症状です。
目眩の直接的原因は、内耳に高圧のリンパ液がたまり三半規管を圧迫するかららしいのです。でも、なぜリンパ液がたまるのかという原因の原因が分かっていないらしい。
治療法としては最近でこそ内耳のリンパ液を減らす点滴治療が始まっているらしいですが、ちょっと前までは (今もかも) そういう治療法すら広まっておらず、利尿剤を処方されて帰されたという記載もネット上に見つかりました。原因がわからないので定的な治療法はないらしく。そのため病気が定着してしまい、治らなくなるケースがあるようです。
私は耳が商売道具なので、一通り耳の病気は調べてあります。実は昨年、タイに出張して戻ってきてから数日後に軽くこの症状が出ました。今年の春に中国に行ったときも同じようなことが起こりました。そのため「回転性目眩」がかなり困った病気であることはこの時に調べて予備知識として持ちました。
出張後にこの症状が軽いとはいえ出たのは、出張時に成層圏に上がって減圧された影響が内耳に残ったからだとかないまるはみています。実はかないまるは、飛行機からおりるとき強烈に耳が痛いことがよくあり、内耳と外耳の圧力差が抜けにくい体質を持っているようです。スキューバダイビングは独身時代にとても興味がありましたが、エア抜きができないのであきらめました。とにかく耳は商売道具なので、この症状はちょっといやだなと思ってはいました。
ところが、たまっていたんですかね、ひずみが。過労傾向になったことでどーんと来たようです。これは一大事。でも耳鼻科は役に立たないらしい。
で、私がとった方法は、鍼と整体の治療をする「接骨院」という場所への直行です。
ニッケコルトンプラザ内にある「コルトン治療院」。保険適用のマッサージや整体、自費の鍼治療をやっていますが、捻挫や肉離れの応急処置などもしています。院長と男女一人ずつの施術医さんの合計の三人で、やってくる患者を次から次へとローテーションで処置しています。日曜日の夕方4時ごろは30分以上待ちになることもありますが、基本的にはあまり待たされません。
私、鍼とマッサージの常連です。神経症が残っているので筋肉が張りつめることも日常茶飯事で、1〜2週に一回は背中の凝りをとってもらう必要があるからです。鍼は現在は使い捨てが普通ですが、個人ごとに管理してガス滅菌庫に保管すれば一定期間繰り返して使っていいらしく、初回、または新鍼交換のときは5000円。その後数カ月は一回3500円です(マッサージ部分は保険も適用していると思います)。
というわけで、会社を休んだ木曜日、午後になって治療院に自転車で行きました (いつもは車ですが、ちょっと怖いので)。
で、天井がグリングリンと回ると訴えると、院長の顔色が変わりました。ローテーションでは別の医師の番だったようですが、それを無視して院長が施術してくれました。
治療内容は、頭部と頸椎付近への鍼治療 。この治療院は電気鍼で、いつもは電気は軽くかけてもらうのですが、この日は心持ち強め。次に肩と背中のマッサージ。そして頸椎の整骨。
ここでキモは脛骨の整骨です。整体の一種ですが、ここの院長は名人で、少しくらいずれている場合は患者を仰向けに寝かせて、頭の下に手を入れて、クニクニといじっていると、首がよく動くようになり頭痛やコリがとれてしまいます。
通常ほとんど痛みはなく、首の中でカリカリという感じの音が聴こえ、引っかかっている骨が正常位置に戻るのが聴こえます。
ここで鍼やマッサージはそれだけで筋肉の硬直をゆるめる効果がありますが、整体の準備として、筋肉の張りをとっておくという意味も大きいそうです。筋肉が硬直したまま整体しても骨は動きにくいんだそうで。
しかし木曜日の治療はいつもと全然違いました。体を起こして座らされ、首の骨を触り「ほー」といいながらいくつかの骨を強く押しました。「今日は痛いっすよ!」とか言いながらギューっと押されましたが、確かにイタイ。
実は背術前は首が左には回るが右には30度くらいしか回らなかったのが、一回押しただけで右90度、左110度くらい回るようになりました。まだどこか引っかかるかと聞かれたので、、頭蓋骨のすぐ下がうっとうしいと言うと、複雑な角度で骨を支え、グイッーっと斜め左に曲げ上げました。
なんかゴキっと音がして、フッと楽になりました。首も左右110度均等に回るようになりました。
これで背術終了。通常45分くらいですが、この日は一時間以上かかりました。
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翌朝金曜日は、一回だけ回転性目眩がありましたが、すぐに動けるようになり、土曜日と日曜日は目眩が起こりませんでした。
日曜日、念のためもう一度かかりました。院長が出てきて「どうですか?」。
「治療の翌日は朝一回だけ目眩がしましたが、昨日と今日はありませんでした。調子いいですよ」と答えました。そのときの院長のリアクションが面白かった。「ッシャー!!!」。なんか小さくガッツポーズしてました。
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そのあと若手の男性技能師が曰く。「かないまるさん、すぐにここに来てよかったですよ。それ、耳鼻科に行っちゃうとなかなか治らないことが多く、結局ここに来ても、もう症状が定着しちゃってて、直すのが大変になるんですよね。かないまるさんみたいに発病してすぐだと、かなり直せます」。
耳鼻科ではリンパ液がなぜたまるのか定説にいたってないそうですが、私の場合は海外出張時での飛行機で内耳の内外に圧力差が一定時間残るので、とにかく内耳に無理がかかっていることはまちがいないでしょう。ストレスのたまった内耳と、過労による頸椎の整列の乱れが重なると、リンパ液の還流経路が細くなり、内耳のリンパ液の量が一気に限界を超える。これが私の解釈です。
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というわけで、私の場合は結構幸運だったと思います。もしみなさんが回転性目眩に遭遇したら、耳鼻科に行くかどうかはともかくとして、直ちに、似たような治療をしている鍼灸整体院行くか、カイロプラティックに行き、頸椎の整列を緊急にお願いすることをお勧めしておきたいと思います。
発症したらすぐに整体。一週間以内が勝負だそうです。もちろん耳鼻科にも行ってかまわないと思いますが、多くの方はその必要がなく治ると思います。覚えておいて損はしないでしょう。
ご参考まで、私が通っているのは
・コルトン治療院・整骨院 市川ニッケコルトンプラザ内 047-370-3436
です。来た順にどんどん治療しているところなので予約はできません。平日はすいていますが院長さんがいないこともあるので、ご希望なら電話してからどうぞ。「金井さんから聞いた」とおっしゃっていただいて結構です。
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なお、症状が定着してしまった場合ですが、治療には時間がかかるそうですが、それでも整体治療にかかるのは無駄ではないそうです。鍼治療併用なら、リンパ管や神経系をある程度賦活させることもできるようなので症状は軽減すると思います。頭痛、耳鳴りなども、かないまるが治癒を保証するわけではありませんが、ダメモトでどうぞ。
私の場合はかなりの頭痛持ちでしたが、鍼+整骨にかかるようになってから極端な頭痛は激減しています。頭痛が起こるとすぐに整骨をしてもらうからです。イタイ、うっとうしい、感覚がないなどは、ここに行くとたいがい治癒します。若いときは寝てれば治ったんですけどね。もうこういうのが当たり前になっちゃいました。
それから、メニエール病を発病した以上、海外出張をやめた方がいいかもしれませんね。時差ぼけが恒常化して睡眠障害もひどいので、本音はもうやめたいんです。実際30代は、時差ぼけに弱いことを理由に海外出張はひたすら断っていました。
断りきれずに出たのが1996年。海外を経験するのは、つまらないことではもちろんありません。たぶんみなさんが想像するほどは楽な仕事ではありませんが、それでも見識は増しますし、ガイジンを直接驚かすのはある意味楽しい。
でもそれから10年。そろそろいいでしょう。若手に引き継ぐにはいいチャンスかもしれないなあ、と、最近真剣に考えています。部長に言おうかな。今後海外出張を「ナシ」にしてくれって。
(060606追記。今日も目眩はありませんでした。モモのしびれも今日あたりは大分いいです。日曜日の矯正の効果が出ているのでしょう。とにかく軽いうちにどうぞ)
81)ソニーのヘッドホンは?
060331
ゼンハイザーやAKGのヘッドホンだけ推薦していると、ソニーにはいいヘッドホンがないような感じになりますね。もちろん実際はそうではなくて、これはいいなあというものは存在します。かつてポータブルMDプレーヤーについていたものなどすこぶるよく、他の目的でもよく使いました。しかしソニーのは山のように種類があり、商品サイクルも短いので、実際のところ事業部違いの私にはよく分からないのです。
そこで現在は生産完了のものですが、私の宝物をご紹介します。

これです。MDR-CD3000。
私は今だに生録をしますが、現場で (ホール内) チェックするには密閉型でないとだめです。またエア間や方向感はスピーカで聴く場合とは違いますが、それでもある程度はでてくれないとチェックになりません。
MDR-CD3000は、異例に大きいキャビのおかげで音に窮屈感があまりなく、エア感が十寸に確保されています。言わば小宇宙。現場ではなく鑑賞用に使うと、この小宇宙観が実に心地いいのです。
帯域バランス的にはやや低域締まり気味で、中高域はフラット。使い始めは高域にバイオセルロース特有のチリっというクセがすこしありますが、十分なエージング後はほとんど解消し、チタンやカーボン同様(音色は違いますが)解像度感を助ける方向に役立ちます。
そういうわけなので、このヘッドホンはエージングは十分に行う必要があり、新品の音は2万円のヘッドホンでも出る音かもしれません。でもエージング後はすごいですね。十分な音楽情報を耳にたたき込んでくれます。
このヘッドホンは、現在は生産完了で、オークションか中古商からでないと買えませんが、程度のいいものは定価以上になることもあるそうで、その人気の高さがわかります。おそらくいまさら買っている人は一個持っている人がバックアップをもとうとするか、持っていたのが壊れたかのいずれではないかと思います。
かくいう私も、二個所有していて、画像のものはバックアップ用です。常用している方は、ヘッドバンドとヘアバンドに包帯を巻いてあるので、画像を撮るのはちょっと…という感じなので。
80)ゼンハイザー+AKGお勧めヘッドホン
060328
060330更新
mixiスジで友人の型が最近ヘッドホンを幾つか試聴して、試聴記をアップされていました。オススメになっていたのが、ゼンハイザーのMX500。かつて友人に借りて聴いて、いいなと思ったことのあるもので、ちょうどヘッドホンがダメになったところで私も買いました。
ついでというわけではありませんが、そのあと立て続けにヘッドホンを買うことになり、結局三タイプ買ってしまいました。
三タイプそれぞれ推薦モデルを書いておきます。
1)ヌードタイプ
まずはそのゼンハイザーMX500から。これはソニーでいうヌードタイプです。友人のは非常に好印象でしたが、ヘッドホンは年月を経ると結構音が変わるので、最近はどうでしょう。

これがMX500。ケースがあるので一緒に撮影しましたが、使うときは全部出してしまい、コードだけにします (ちなみにケースに巻くときは、まずヘッドホンを入れて蓋をしめてから巻きますが、その巻き取りやすさは特筆ものです)。
音質ですが、やはり自然でいいですね。特にどこにも強調感はなく、ちょっと聴きでは迫力がないように聴こえますが、実は分解能も帯域も十分で、長く聴くにはこういうのがいいのです。
以前の印象と比べると、やや音が軽い感じでしたが、これはコードの被覆が塩ビからポリオレフィン系に変更されたからでしょう。重さがとれてほぐれがいいとも言えます。
場当たりで買うよりはアタリだと思いますので、なにを買うべきか迷っている方にはお勧めします。
2)バーチカルインナイヤータイプ
私の娘は耳の入り口の形が上記のタイプに合わず全く使えません。すぐ落ちてしまうんです。
そこでバーチカルインナイヤータイプをさがしたところ、同じくゼンハイザーに現行商品があることがわかりました。型番はPX10。
ほかに選択肢がないので聴かないで買ってきましたが、これがすごく音がいい。低域増強用のポートもキャピティーが大きく無理なくつけられるためか、帯域はローエンドまで程よく延びています。
このタイプはもともとはソニーが世に出したものですが、日本向けにはでてるのかな。少なくとも欧州ではソニー製もみかけますが、日本では見ないですね。現在「これ見よがし系」のヘッドホンが横行していますので、こういう地味なのはダメなのかな??。
このタイプは発音面が前方を向き、耳道に直接音が入ること。ツルがあるので側圧がかかり密閉度もあがるので、見かけを裏切ってかなり本格的な音がします。
まあツルはいやな方もいらっしゃるでしょうが、ここは一長一短ですね。
なにしろ密閉型をかけて歩くくらいなら (これ見よがしを楽しみたい方は別として)、こちらの方が全然楽だと思います。
ちなみに娘は今までイヤホンタイプ (耳栓タイプ) しか使えなかったので喜んで使っています。
3)密閉型
いわゆる密閉スタイルです。型番はK44。

まずいいのは軽いこと。そして安いこと。しかも低音がブルンブルンとよくでます。
買ったときはゼンハイザーに並んでいましたので、すっかりゼンハイザーだと思って買ってきて、ここの初校もゼンハイザーになっていましたが、妙に一モデルだけ低音が出るなあと思って買ってきたんですが、数人の方にご指摘をいただき、AKGの製品とわかりました。訂正します。
実は密閉型のヘッドホンは、20年ほど前には仕事もよく使っていました。ゼンハイザー製のプロ用(といいっても2万円程度でした)です。DAS-703やCDP-R1を設計していたころは、試聴室を自由に使えるわけではなくて、予約して一日一回がせいぜいでした。なので日常のちょっとした調整にはヘッドホンをよく使っていたのです。CDPR3のころはソニー製のMDR-CD3000に変えましたが、それ以前はゼンハイザーでした。
ゼンハイザーを二つ買ったので、最近の密閉方も聴いてみたくなり、ヨドバシに出かけて試聴できるものを片っ端から聴いたところ、このK-44というのが、抜群によいバランスをしていました。 まわりにあるのがゼンハイザーだったのでゼンハイザーだと思い込んで買ってきましたが、AKGセットだったのには全然気づきませんでした(^_^;)。
値段は4000円以下。安いものですが、バランスがよく、周りの価格の高いものが全部変な音に聴こえるくらい自然な音。ふしぎなものですね。
購入直後は少し窮屈な音でしたが、96時間エージングしてあげたところ低音がモリモリ出てきて「これよ、密閉方の魅力は」という音になってきました。
こちらのヘッドホンは息子にとられてしまいました。ヘッドホンをかけて肩を揺すりながらPCに向かっています。
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以上三タイプ。いずれもオススメです。
ただし、上記のとおりヘッドホンは買ったままではユニットの動きが悪いので、必ずエージングが必要です。実際に聴きながら、やや大きい音量 (うるさい音量ではなく) にして、そのまま96時間鳴らし続けてください。最初の24時間は弦楽合奏(バロック、モーツアルトなど)。次の24時間はいろいろな音源が出てくるテレビの音声。最後の48時間はベース多めのロックか歌謡曲をかけまくってください。ここまでは初期エージングとして必ず必要です。この間に激変しますので、「買ったけど、あまり音よくないなあ」と思わないように (これは他のヘッドホンでも全く同じです)。
その後は使っていないときは、サジオやテレビに突っ込んで常時鳴らしておけば、一週間もすれば完全に煮えます。今はMP3プレーヤがありますから、これを外部電源にしてかけっぱなしにしておけば、自分の好みの曲調にあった音色にエージングされますよ。
79)久しぶりのキリ番イベント
以前は結構やっていたキリ番や抽選イベント。50万ヒットのときは、音の良いCD-RWドライブを三台も用意したのに、連絡を下さった方がいらっしゃいませんでした。ミネラル石はだいたいお渡しできたんですが。
それで60万のときはなにもしなかったんですが、666666になんなんとしている数字をみて、やろう、と思いたちました。
(告知)
☆ 666666番の方に記念品をさしあげます。記念品は魔法のセラミックボール(一個4200円)の予定です。ゲットしたかたはPRT SCボタンを押してから、ペイントなどにCtrl+Vでペーストして、番号を含む画像を保存してからご連絡ください (とりあえず画像の送付は不要です)。
(緑色の部分にあったリンクは、販売業者行方不明のため外しました)。
[結果です] 666666番のキリ番は、石川県のNさんに踏んでいただきました。TA-V777ESのユーザさんで、温浴名人もご購入という、大変にうれしい方に踏んでいただきました。Nさん、おめでとうございます。
温浴名人とセラミックボールを組み合わせると、ものすごく気持ちのいい湯になりますので、楽しみにお待ちください。
(セラミックボールは現在入手できません)
次回は777777番でおこないます。お楽しみに。
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というわけで、今回はビンゴの方に喜んでいただきました。
なお、666666達成は2005/12/13の午後12時過ぎごろだと思います。
(051216記載)
78)メンズエステを経験してきました。
日刊ゲンダイに肩こりに対応する治療があるらしいコト、「体験コース1000円」があるとも書いてある。ちょっといいかもと、体験してきました。
ピクシーというエステですが、ホームページをみると美顔、美髪と並んでボディーコースがある。こういうのは痩身目的だけかと思いましたが、確かにリラックスコースで肩こりに対応しているみたいです。
さっそく予約。ところが、帰宅の都合のよい上野店から、まず拒否られてしまいました。なんでも血圧130以上はお断りなんだそうです。う〜ん。必要な人は見ないというわけか。
予約受け付けの方は、じゃー新宿店に聞いてみましょうといいます。え、店ごとに基準が違うんですか、と聞くと、店長判断なんだそうで。でも新宿店も拒否。
ここで連絡が途絶え、これはだめかなと思ったんですが、小一時間後に携帯がなりました。渋谷店でOKだそうです。全く問題ないそうです。おいおい。
これはあとで理由を聞いたんですが、上野、新宿とも従業員より客の数が多く、ゲルマニウム温浴中に気分が悪くなった場合、ケアできないのを恐れているんだそうです。確かに渋谷店は繁華街の真ん中にあり、ここでメンズエステ(基本的にはトシヨリがかかるものです)は客が少なそうです。
さて、最初の問診で「なにか飲んでる薬は」というので、降圧剤、抗不安剤、抗鬱剤まで言ったところで、エステシャンも同じ薬を飲む仲間とわかりました。気をつかう接客業なのでストレスたまるみたいです。なので内面の状況は問診から除外。鬱友達。やったー。
本番の施術はいくつもあるボディーケアアイテムから、ゲルマニウム温浴、リンパマッサージ、テクトロンの三つを選択しました(問診で選びます)。
結果ですが、悪くないですね。というか、鍼でもタイマッサージでもとれない肩まわりのコリや足の冷えがかなり改善しました。
なんでも私の肩こりの原因は、リンパ液の流れが悪いせいなんだそうです。全員にそう言ってるのでしょうけど、ただ、私の凝りはひどいのは確かだそうで、10人中1番か2番くらいだそうです。
でも「なおせます」とも言ってました。半年はかかるそうですが。う〜ん。
料金ですが、まず体験「コース」1000円というのはありませんでした。1000円は単品経験。ゲンダイの記事ですから最初から真に受けてはいませんが。
体験コースは、通常15000円でかかるコース(複数アイテムから三点選ぶコース)を、で一回体験で3000円。これを二回体験で5000円というのがありました。かないまるは二回コースを選び、まずは一回かかってきました。
さて、今日はエステ前に食事がとれなかったのですが、くつろいでいたわりには運動量は意外に多いようで、外に出てみると結構オナカがすいてました。折しも場所は渋谷。焼き肉つついてビールを飲みました (渋谷で焼き肉は10年ぶりくらい?) 。しかしこれじゃー体重は減らないですね。
(後日談)
二回目のときにこの話をしたら「だめです」って怒られちゃいました。エステで汗をかいた直後にアルコールを飲んではいけないんだそうで「最低でも30分あけてください」とか。じゃー総武線に乗り換えてからプシュっとやればいいわけだな (苦笑)。
77)ストリンガーCEOがかないルームに来訪
10月28日のことですが、ハワード・ストリンガー代表執行役会長兼CEO(ソニーの最高経営責任者)ご本人が品川のかないまるの試聴室に来訪し、TA-DA9100ESを聴いていかれました。
いやー、じつは大変でした。なにしろ26日にメールが舞い込み、28日の金曜日に来ちゃうという。しかしモノがない。
というのもTA-DA9100ESは前人気大沸騰中で、量産と同じ音になっている二台の試作機がいずれも雑誌社に貸し出し中で戻って来ない。しょうがないので音質改善をしていない別の用途に使っていた試作機をまわしてもらい、前日の木曜日一日かけて、約3カ月に渡った音質改善の成果を盛りこみました。
やっと出来上がり「ものすごい改善量だな」なんて感心しながら時計をみたら夜中の一時。う〜ん。終電が終わっちゃった…。
さすがにエージング不足は感じるので、爆音状態にして「壊れるなよ!」と声をかけてタクシー帰宅。果たして翌朝にはゴキゲンな音でストリンガーCEOを出迎えました。
演目は二つ。まず五嶋みどりと今井信子のモーツァルト (ソニーミュージック)。麻倉さんが「私は(中略)第2楽章の哀愁のメロディが、これほど哀切な感情を湛えて演奏された例を、このアンプ以外に知らない」と書いてくださったパートです。
この音にとりあえずうなずいていただいたあと、続いて映画のデモは、マスターアンドコマンダーの海戦のシーンをデモっちゃいました。
マスターアンドコマンダーはSPEの映画ではないので、ジャケットを取り出したら 「おいおい」 という感じでした。会社のトップですから、当然普通の人はこういう無茶なデモはしません。気をつかいますから。
でも、天井をドコドコ足音が歩き回るシネマスタジオEXマジックが今一番効果的に(比較試聴しなくても)分かるタイトルなのでまよわずスタート。
で、映写をはじめてしまえばそこは業界の最高責任者。目つきが変わり画面に見入ります。そして、天井の上を足音がドコドコ歩き始めると、もうたまらないかのように「アメージング!」を連発されてました。
うちの企画部長によれば、CEOがこのように興奮するところを拝見するチャンスはほとんどないんだそうで、終わってみればもうニコニコ。
いろいろと雨風にさらされる役回りで、日々大変だと思いますが、「ソニーにはTA-DA9100ESのような凄い商品があるんだ」と本当に安心されたそうです。
ちなみに私はストリンガーCEOを写真でしか見たことがなくて、それもむずかしい席でのおっかない顔ばかりでしたので気難しい人なのかなと思いましたが、直接会ってみるとごく普通のやさしい紳士でした。
さて、我々はこの人に運命を託しているわけです。頑張ってください!>サー・ハワード・ストリンガー。
(デモは、B&W801matrix series3を7本と オーラの48センチフゥファを使った金井ルーム標準の7.1チャンネルで、使用モードはシネスタB。エフェクト35%。スピーカ位置設定はbehind/low、DCフェイズリニアライザーは音楽ソフト側との相性でOFFの設定にしました。)
(051204 トップページから転載)
76)ISPを@niftyに変更しました
昨今、光ユーザーの獲得競争は熾烈なものがありますね。工事費無料、何カ月かの割引、又は無料といったキャンペーンは、東電から出ている原資でやっているようですが、@niftyなどは10月から乗換え後アンケートに答えると7000円キャッシュバックというサービスをやっています。しかも乗換えサービスというのがあって、ISPを引っ越して@niftyにすると、新規と同じ無料期間まで発生します。無茶苦茶競争きびしいんですね。
さて、かないまるはISPを@niftyに変更しました。以前のISPはホームページサービスの基本容量が小さい上に、増量も有料。@niftyが100MBまで無料でやっているのでかなり割高なんです。
まあ時代が時代ですから、いずれは追いつくだろうとページを有料で増量し静観していましたが、一年待っても容量が増えないので引っ越すことにしました。
引越しはけっして気持ちのよいものではありませんでした。送られてきたルータが初期不良なのをなかなか認めてくれなかったり、同時申し込みした「常時安全セキュリティ24」というサービスが使い物にならなくて、支払いで揉めたりしたからです。特に後者は、サービスそのものにVPNを使っていて、会社のイントラネットにVPNに入れなくなりますので、使おうと思っている方は要注意です。
ただまあ、メールを書くと反応があるだけ、かつて苦労させられたYahoo! BBよりは全然ましですけどね。かつてYahoo! BB時代は、なにを書き送ってもダンマリで反応ナシ。忘れたころに返事が来れば見当外れ。抗議をする元気もなくなりました (そういう作戦なんだろうな)。だからいまでもソフトバンクは大嫌いです。
ちなみに楽天もキライです。某ショップがかないまるにリンクを張ってくれる話になったのですが、楽天の審査があり実現しませんでした。このページから楽天以外のモールへのリンクがあるという理由で拒絶されたそうです。短時間で成長したわけがわかってきましたが、これだとつぶれるのも早そうな感じがします。
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それはさておき、乗換え後の通信速度は全く変化しません。相変わらず80Mbps前後出ています。まあ実際の通信インフラは東電が提供していて、ISPは集金しているだけですし、ルータも同じものですから当然ですが。
ホームページも容量が大きくなったので、かなり気が楽になりました。マメにゴミをつぶさなくても、たまに大掃除をすればいいからです。
ちなみにかないまるホームページの総容量は、@niftyとFC2の二つのサーバ合計で、現在88MB。ゴミがたまると簡単に100MBを超えてしまうんです。
(051103)
75)多忙中
サラウンド勉強会が完全に止まっていて申し訳ありません。
先日発表したTA-DA9100ESの量産準備と、社内文書(広告、宣伝、テクノロジーカタログ用)を大量に執筆中で、他のことが何もできないのです。18日にアポロシンシンを推薦にしたり、今日(30日)は今日で、アポロフィールダーの試用開始のページを作りましたが、これらは息抜きという感じで、あとは全くお手上げです。すみません。
ただ、今書いている資料は、いずれ近いうちに「TA-DA9100ES勉強会」としてみなさんに提供しますので、ご期待ください。なのでとにかく今はごめんなさいです。
ちなみにTA-DA9100ESは量産仕様が決まり、現在先生方にお聴きいただいていますが、ものすごくいい音になっています。世間の評判も好評で。印刷媒体の先頭を切ったのは、おそらくモノマガジン誌でしょう。しかも2ページ。これは設計者たちが喜びました。なにしろ一般誌ですからね。一般紙に出るのは意外に晴れがましいんです。
専門誌ともなると、10月18日発売のHiVi誌には、なんと合計8ページもTA-DA9100ES関係の記事がでています。カラー4ページの亀山さんの記事と、白黒4ページの本田さんの記事。後者は、かないまるのインタビュー記事で、またまた私の写真がでています(ヘアマニキュアを使い始めましたが、白髪がない写真は多分初登場です(^^;))。
それと麻倉さんが「TA-DA9100ESはソニーのコアコンピタンスだ」なんて日経ITプラスに書いてくださいました。ソニー全社員がこのモデルを…なんて書いてあるもんでさすがにインパクトがでかくて担当者としてはうれしい悲鳴状態です。この記事をストリンガーが読んだかどうかはわかりませんが。
76)αジーニアスのサラダ
三つ前の73)に、αジーニアスのウリのひとつである「冷蔵庫の野菜の延命効果」が確認できたことを書きましたが、結構反響がありまして、「そうそう、キューリはおいしいよねえ」と賛同されてしまいました。そこで続報です。
実は、野菜ぎらいの息子(中三)が、サラダをドレッシング無しで食べ始めました。きゅうりを薄切りにしたものと、レタスをちぎった簡単なものですが、レタスときゅうりを重ねて、塩もかけずにポリポリかじっています。カミさんがドレッシングをかけないのかと聞いたら「この方がおいしい」といいます。私もやってみましたが、たしかに甘くて、また野菜本来の旨みを感じて、なかなかおいしい。
レタスは買いたてです。効いているのはきゅうりですね。西友で買ってきた「四川きゅうり」というブランドで、もともとこのきゅうりはおいしいんですが、今や冷蔵庫に1〜2日寝かすのが習慣になってしまい、多めに買って放り込んでおくようになってしまいました。
キュウリ好きにはたまりませんね。ちなみにナスも持ちますが、乾かないようにしておく必要はあるようです。
そうそう。長持ちしないものが一個だけ。それは長ねぎです。これだけは不思議に効果がありません。なんででしょうね。まず外皮が乾いて、次に中が延びて飛び出しちゃうことも、黄色くなって溶けちゃうこともほとんど変わりません。2〜3日は延命しているような気がしますが、一週間全然平気というような効き方はしません。
ところが万能ネギ、こねぎなどとして売られている、根のついている青ネギは、非常に元気です。いま冷蔵庫に放り込んで10日経った万能ネギをラーメンに入れて食べたところですが、こういう薬味ネギが長持ちしてくれるのは本当に助かります。
もしかすると、白いネギは土から出したあとは、なにをやってもだめなのかもしれませんね。泥ネギならもつのかも。今度試してみましょう。
(かないまるが販売協力していたαジーニアスの販売業者は廃業した模様のためリンクを切りました(100404))
75)A&Vフェスタ
パシフィコ横浜で開催されたA&Vフェスタが終了しました。
今回はセットアップと初日はずっといて、あともう一回くらい、見学を兼ねて行こうかと思いましたが、結局首が痛いので鍼治療にいったり、たまっている自宅の用事をかたづけたりしているうちに、開催期間が終わってしまいました。まあ、行ってしまうと気をつかうので、本音のところ少し休みたかったというのもあり、無理をしなかったということではありますが。
さて、今回のフェスタは、目玉商品のTA-DA9100ESを初日の前日に発表し、初日の朝一番でプレス説明会をやるという、いつもと様子の違う幕開けでした。
考えてみると、私は国内でお客様の前でお話しすることは、最近は数えるほどしかありませんでした。若いころは結構やりましたが、10年くらい前に、嫌がる私を海外に連れ出したらイベントがうまく行ったせいですかね。以来どちらかというと海外専門みたいな感じになっていました。
それでもディーラーさんやソニーの販社社員向けにはときどきは講演をしていますが、報道関係者や一般のお客様に直接お話しするイベントは、ほとんど(というか全く)やってなかったのです。
今回は、公報の担当者がものすごいやる気を出して、VW100とDA9100ESの主役が二枚看板で揃ったので、是非やりたいということで実現しました。
まあ断る理由などありませんし、人前でしゃべるのはキライではないので「ほー、いいね」で決まったイベントです。実際、講演枠を長くいただいているうえデモも担当しましたが、結構楽しくやらせていただきました。
12時前から一般公開が始まりましたが、初日で回数が少ないのに、合計で数百人の方に入っていただいたようです。4日間では9000のときの記録(正確な数字は忘れましたが、2000人を超えていました)を塗り替えるでしょう。
結局私は、セットアップと初日しか行けませんでしたが、今回はその初日にたくさんの方からご挨拶をいただき、大変に感激いたしました。声をかけてくださったみなさんにはお礼を申し上げます (050924)。
以下トップページに上げてあった告知文を収蔵しておきます。
---トップ告知(臨時枠)----------
A&Vフェスタが開催中です(24日まで)。みなさんぜひお出かけください。ソニーの試聴室(9.1cH部屋)で、TA-DA9000ESの後継機である、TA-DA9100ESの試聴ができます。
二列目か三列目の中央に陣取れば、奥行き感のあるフロント重視のマルチチャンネル音楽再生が聴けます(音楽のデモは一曲だけですが…)。新プロジェクターの緻密な映像も見ることができます。
サブウーファーを10個使ったLFEは、反感を買うかと思ったら非常に好評でした。よかった。まあ、一個実買2万円以下ですからね。そのわりには無茶苦茶な迫力がでてます。
開催期間はあと二日。そろそろ混雑してくると思いますが、お並びのお客様が多くなるとお立ち見いただくこともありますので、なるべくお早めにどうぞ。
21〜24日、場所はパシフィコ横浜、最寄り駅は横浜のとなり、桜木町です。
(以上050924午後5時時点の最終版)
---ご挨拶枠----------
サラウンド勉強会、更新できなくてすみません。秋の新製品の仕上げで、もーひっちゃかめっちゃかなんです。
9月20日に、TA-DA9000ESの後継機であるTA-DA9100ESが、ついに発表されてしまいました。もうあとには引けない(^_^;)
このTA-DA9100ESを中心に、やはり新製品のDVP-NS9100ES、先日発表されたプロジェクターVPL-VW100の組み合わせで、A&Vフェスタでお披露目デモをやっています。ソニーのデモルームは二つありますが、いずれも中の大会場ではなくて、その前の両サイドにある中二階の会議室を使っています。
私がセットアップした部屋 (9.1チャンネル部屋)は、会場の一番奥(大ブースに向かって左端)にあります。初日の今日は、朝一で新聞/雑誌発表会をやったので、そのあと疲れてしまって帰ろうと思いましたが、丸一日音の微調整をしていたので、結局最後までいました。
初日の状況としては、発売が12月とまだ先なのでソフトが安定していない側面があり、ときどきサラウンドバックが大きくなったり、人がいないときにアンプに触っちゃう方がいたようで、サラウンドA+B(9.1チャンネル)の設定のはずが、サラウンドA(7.1チャンネル)で鳴っていた回があったりしてヒヤヒヤしましたが、午後一時過ぎからは監視がついたのと、ソフトも安定してきたので、あとは絶好調でした(お願いですからデモのアンプには触らないでくださいね)。
ただまあ、こんなワケアリの回のデモも、破綻していたわけではなくて (破綻したら「ごめんなさい」といってやり直しますので)、TA-DA9100ESの良さは基本的にはお聴きいただけたと思います。
私は明日22日は会社にでますので、TA-DA7000ESをやった佐藤君がいます。明後日以後の休日は体調次第ですが、時々は出没すると思います。
とにかく、今年はSS-X90EDを8本持ち込みました。センターはスクリーンが低いので、SS-CN70EDというセンター用を使っていますが、角材(カナディアン・シダー材)を並べた壁を作って台にしてバフル効果を大きくしてありますので、X90EDとのつながりは悪くはありません。
話題の自動音場補正は、フラットモードでの補正を入れっぱなしでデモをしています。時間の関係で、比較デモはしていませんが「所詮はデモ会場」という音ではなく、かなりスカっと抜けたいい音がしていると思います。
特に「サラウンド勉強会」で触れたフロント重視の立体感の出るサラウンド再生がちゃんと出ていますので、聴きたい方は、2〜3列目の中央付近の席を狙ってください。1列目はちょっと前すぎ、4列目は少しうしろ過ぎですが、それでもフロント重視の立体感はわかると思います。もし端のほうでお聞きになった場合は、何でもいいですから交響曲をご自宅で同じくらいの角度で聴いてみてください。随分立体感が違うと思います。同じものをかけてみるなら、かけたのは「ポポフ作曲、交響曲第1番、ボツスタイン&ロンドン響(テラーク盤、SACD)」の第三楽章です。同じジャケでCDもありますのでご注意ください。ちなみに録音はペンタトーンレーベルでおなじみのポリヒムニアで、バランスエンジニアはエルドさんです。
映画サラウンドと音楽サラウンドのトレンドの違いも、そのあとの映画のデモで、いやでもわかると思います。向こう側重視の音楽再生。こちら側を仮想体験する映画。ポイントはここにあると思います。
デモはどちらも9.1チャンネルのままですが、その違いは明瞭だと思います。ちなみに音楽の向こう側重視は4.0チャンネルでも体験できます。映画のほうは、4チャンネルのままではつながりが難しいですが、デジタルシネマサウンドで仮想スピーカを作れば可能です。もちろん9.1チャンネルならより完璧な音が狙えます。
ちなみにサブウーファーは10パラです(音楽ソフトは5.0チャンネル録音なので、鳴っていなくて、映画でのみ鳴ります)。一台二万円以下で売っているSA-WM500という安価なもので、三年前のTA-DB790発売のときに、システムアップのために作ったものです。超エントリー向けシステム用なのでコストがかけられませんが、コーン紙とエッジには価格のわりにはいいものを使ったので、小音量ではなかなかな音が出ます。もちろん一台ではデモの音量は出ませんが、今回はこれを10台使って低音の壁を作ってみました。
低音が固まりになって飛んできてカラダにぶつかる、そんな感じの低音が感じられると思いますが、この低音はダビングシアター(キムノバークシアター)の低音に比較的近いです。もちろんダビングシアターのはもっと制動感がいいのですが、並の映画館よりはいいかな、という程度には気持ちのよい迫力が出ています (なお、最初のうちはダビングシアターとほぼ同じ音量でデモしていましたが、機器がヘタルのを防止するため、初日終了時点で少し音量をさげさせていただきましたが、まだまだ迫力は十分あると思います)。
なお、後半二日は大混雑で立ち見になる可能性がありますが、ご勘弁ください。
(以上050924午後5時時点の最終版)
74)ファーストクラスのイス
夏休みが明けました。で、マレーシアの出張もこなしてきました。
今回は事件が起こりました。私は通常エコノミーのPEX券という安いチケットで飛行機に乗るんですが、今回は体調が辛いので自分のマイルでアップグレードしてビジネスで往復しました。PEXからビジネスに上げるとマイルをたんまり取られますが、そんなことを言ってる場合じゃないんです。
ところで、JALのKL便にはファーストクラスの設定がありません。ところが最近使っている機材(ボーイングB777-300)にはファーストクラスのイスが8個ついています。01から03まで。それをビジネスクラスの中でラッキーな人が使えるんです。
で、今回なんと、往復03A席をゲットしてしまいました。あこがれのファーストクラス (のイス)。いや、イスなんてもんじゃないですね。電動介護ベッドみたいなもんです。ボタンを押すとイスからベッドに早変わり。感覚的にはほぼ水平。これはいい。熟睡できます。
いやあ、社長や会長は海外出張を頻繁にやってますが、たいして疲れたように見えない。秘密がわかりましたね。空飛ぶベッド。ファーストクラスというのはそういうもんだったというわけです。
次のチャンスはいつかな。あ、役員になっちゃえばいいのかな。ははは。
73)αジーニアスと冷蔵庫
かないまるの健康増進センターでご紹介しているαジーニアス。かないまるの購入動機はPC作業が楽になること。今も目の前のPCで使っていますが、非常にありがたい。原理はわかりませんが、最近は「電気気功」だと思うことにしています。命名者は、(まるしー)かないまる。
さて、この商品の特長として販売元が喧伝しているのが、レタスが30日腐らない。まあレタスが腐るのを30日待つことは多分しないでしょうが、とにかく一個買い足して冷蔵庫に取り付けてみました。
まあ、なんというか、驚いちゃいましたね。野菜が本当に元気です。私は大豆モヤシが大好きでときどき買って帰るんですが、うっかり使わないと普通は数日で黒くなってしまいます。ところがこれが一週間たっても白いままなのにはびっくりしました。
実は買ってきた袋のまま野菜室に放り込んでおいたんですが、忙しくて帰宅が遅い日が続き使わないでいました。普通なら黒くなっちゃうのにならない。開封してみるとものすごくモヤシくさい。でもさっと水洗いしたら臭いはなくなってしまい、新しいモヤシと同じ状態になってしまいました。
あとはキュウリが元気ですね。庖丁で切るときの手応えがコリッコリッっていう感じで全然違います。なので冷し中華が美味しいんです。キュウリはマジで買ったときより2〜3日経ってからの方が元気かもしれません。
あとはキャベツが黒変しない。そうそう三つ葉。スポンジに水を付け足して、袋をきちんとして乾かないようにしておくと、なんかそのまま元気です。
肉も結構元気ですね。豚肉は細切れが元気。アジの干物もチルドルームに入っていれば、賞味期限を数日すぎても元気です。
ただし肉も挽き肉はわりとだめですね。生の枝豆は元気ですが、冷凍ものを解凍したのはだめ。生卵は元気だが、目玉焼きはだめ。結局「命」があるものは元気、という感じです。
いやはや、とりあえず本音でびっくりです。会社の上司も買っちゃったそうですが、やはり効果があるんでびっくりしてます。
というわけで世の中には、わからないことはあるものだと思いましたが、まあそういえば気功も原理はわかってないなあと、最近思うようになりました。なんか似てますよね。
それと、見ただけではよく分からないといえば、私のやっている音質チューニングも、この世界を知らない方が現場を見ていると、まるでマジックのようにみえるそうです。だってなにか音が悪いとして、じっと聴いていると、数分で「ふっ」と悪い場所がわかるんです。実際そこをいじると音が治る。
ここで一番困るのが「なぜそこが悪いとおもったの」という質問なんですね。自分でもわからないんです。少なくともヤマカンではなくて、経験に基づくものなんだとは思いますが、それにしてもピタっと当たることが多すぎて、超能力みたいな感じになってきました。…なんて。でも、不思議なんですよ。自分でも。
それにしてもαジーニアス。これ、完全にお勧めです。是非使ってみてください。
(050828)
(かないまるが販売協力していたαジーニアスの販売業者は廃業した模様のためリンクを切りました(100404))