60) PC周りのお気に入り

まずはクイズです。



私が普段PCの前に座っている左側に、愛用のIBMのノートPCが載っている箱があります。さて、この箱は何者でしょう。正解↓こちら。



仮称「げんこつボックス」。そうDCアダプター入れなんです。PCの周辺って、とにかくこのげんこつだらけになりますね。アクセサリーひとつにつきげんこつ一個です。USBハブなんて、アダプターのほうが体積がでかくて笑えます。

そうしたげんこつたちを畳みの上に転がしておくと、まず美観が悪い。足に引っかかるのでアブナイ。掃除しにくいのでほこりの巣になる。なのでキタナイ、と、いいことはありません。それで作ったのがこの箱。すでに7個ものアダプタが入っていますが、まだ余裕があります。

画像では分かりにくいですが、蓋はありますがビス止めするわけでもなくスキマだらけだし、大きな穴が二つ開いていて、高さが変えてあるので熱はたまりません (この酷暑の夏を乗り切りきりずみ)。箱は畳からも浮かせてありますので、必要なら下に線を通すこともできます。

穴はあまりたくさん開けると、かえって配線がキタナク見えそうなので、現在のは二つにしました。結果、これで十分です。

この二つの穴は、電源アダプタの出口であると同時に、USBケーブルの通り道にもなっています。左の穴からはデジカメ用のDCアダプタラインが出ていますが、そこにUSBケーブルも来ていたら便利ですよね。そう、この箱の右にはPCがあるのです。PC→ハブと通ったUSBラインは、デジカメまでの間、この箱の中を通るのです。配線が隠れて、これまた美観がいい。



これが普段のロケーションです。ね、いいでしょ。本当はUSBハブもいれちゃいたいんですが、入力側に短いコードが付属していて、しかも入力側が特殊な形のコネクタというハブを買っちゃったので、これをどうするかは次の課題。まあ、延長しちゃえばいいんですが、延長ケーブルってむやみに高いし。途中を切って長くするかな…。

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ついでにもひとつお気に入りを紹介しましょう。上の画像。ちょうどメンテナンスというか年末大掃除というか、PCの蓋が開いていますが、これはご愛嬌。

で、PCの載っているラックが実は台車になっています。この台車ラックが次のお気に入り。

ラックの左側が自在車輪。右側が固定車輪で、ラックの向かって右側 (ちょうど画像の中央付近) を中心に左に回転することができますから、PCの背後の掃除がしやすいし、配線の仕込みも楽。とても具合がいいんです。

ただ、地震対策がまだで、1.8メートルのラックをどうやって固定しようか思案中。車輪があるので話が複雑なんです。結論が出る前に地震が来なければいいが。

そうそう。ついでにもう一つ。この画像にはもう一つお気に入りが写っています。親指シフトキーボードだろうって?。いえいえ。

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机の上に載っているこれです。これは実は、USBとIDEの変換アダプタ。そんなもの、売ってましたっけ。売ってますとも。アルミケースがついたUSB接続のHDDボックス。あれです。あれのケースを捨ててしまうと、HDD交換可能な変換アダプタになります。もちろんIDEケーブルと電源ケーブルは長いものに交換済です。

こんな仕掛けを手元に置いた理由は、まず最近、DVD-Rを焼くようになってきて、動画ファイルが増えてきたんですが、どうも私はDVD-Rの寿命というのが信じられなくて、消えると困る映像素材は、DVD形式のまま保存したHDDそのものをバックアップとしてとっておくことにしたのです。

また動画をいじり始めると、作業用、保存用とHDDを入れ換える操作がどうしても必要になる。HDDが大容量ならいいじゃないかと思うでしょうが、それはだめ。画像処理はHDDから別のHDDへと、ファイルを転送しながらやらないと、ヘッドが盛んに動いて、HDDの寿命が短くなってしまいます。

で、この用途にはHDDをPC本体から出し入れできる「引き出しタイプ」がむか〜しからSCSIタイプで存在していて、近年それがIDEでもはやりましたが、このUSBアダプタのほうが全然便利。なぜならUSBがそもそもホットプラグなので、PCを生かしたままアダプタの電源をブチっとできるので、HDDをPCの状態と関係なく交換できるからです。速度もUSB2なので十分ですし、IDEの台数のシバリを超えるのもいいですね。

それと、この画像のHDDには、オオゲサなヒートシンクがつけてありますが、実はこれは例外で、普段はHDDは裸で使っています。その代わりアルミ箔 (20センチ×20センチ程度) を10枚くらい重ねてテーブルの上におき、その上にHDDを裸の状態でひっくり返しておき (つまり基板面が上) 、アルミ箔の両端をコの字状に立てておきます。アルミ箔を10枚も重ねると立派なヒートシンクになりますので、真夏の暑いときでもPCケース内のHDDより低温なほどです。

なお、放熱を考えないでHDDを裸で使うのはだめですよ。過熱して寿命が短くなります。

それから、このアダプタ。上の画像は撮影用に行儀よくおいてありますが…



普段はまあ、こんな感じで、大概PCと机の間に落っこちてぶら下がっています。じゃまにならなくていいんだなあ。

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さてさて。でもでも。本当のお気に入は、実はこの茶色のテーブルなんです。パイン材の集成材をカットして、コーナーを紙やすりで落とし、ニスを塗っただけの自作品。作って三年かな。

パイン材はやわらかいので、肌触りがとてもいいんです。ニスも薄めに塗りました。だから水ははじきますが、手触りは生地のままのようで、ツルリとした気持ち悪さがありません。触って冷たくないのもいいですね。毛布のよう、とはいいませんが、比較的触ってヒヤっとしない素材だと思います。

三年経ってかなり枯れてきて、近頃ますます気持ちがいい。絶対に売ってない、金では買えないお気に入りです。

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(2004年12月27日 新年まであと5日)