i・ナンバー導入記録

 

1999年8月14日リアルタイム導入開始
1999年8月23日導入完了
1999年10月25日url関係他、細かい点を修正


 

NTTが1999年7月からはじめたi・ナンバーサービス。ISDN回線で二つ目の電話番号を月300円で持てるというものです。

対応するTAが特殊なのかと思ったら、MN128-SOHO-SL11でできる(ただしファームのバージョンアップが必要)ことがわかり、俄然活動を開始しました。

導入記をリアルタイムで書きましたが、8月23日に導入完了。その後10月時点でファームがv1.31にupされましたが、古いurlでアクセスできないようなのでメンテしました(10月25日)。

 

  1. i・ナンバーサービスとは
  2.  

    ISDN(INSネット64)の付加価値サービスの一つで、工事代2000円を支払うと、月額300円で二つの電話番号が持てるというものです。私は最初、ダイヤルインサービス(月額900円)の値下げかと思ったんですが、そうではなくて、別サービスでした。

    ダイヤルインサービスというのは、代表番号が設定できるなど、結構多彩なサービスなんですが、私のようにFAXの番号を別にしたいだけの場合は機能を使い切っていません。

    i・ナンバーサービスは、電話番号を二つ持つ点にだけ絞ったシンプルなサービスで、メリットは安いこと。まさに待ってましたというサービスです。

     

  3. MN128-SOHO-SL11は対応するか
  4.  

    ウエッブで確認したところ、7月にファームのβ版がリリースされていました。8月中旬に正式版リリースということになっています。

    MN128はシリーズにいくつものモデルがありますが、すでに正式版が出たモデルが一機種。SL11がβ版で、他のSOHOシリーズは対応予定となっていますから、SL11は対応が早いほうです。

    ちなみに、先日まだ使っていた初期型MN128は対応予定は無いそうです。

     

  5. 情報が公開されているぺージ
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    β版当初より公開されているページです。導入に十分な情報をえることができます。

    NTT東日本バーチャルショップのページ

    NTT西日本の同様のページ

    以上のページは、本来はNTTの営業のページで、ここで申し込みもできます。しかしすぐに工事をしてくれるわけではなくて、申し込むと後日担当が電話をくれるという間の抜けたシステムです。連絡経路が複雑になるだけですから、116に電話したほうが確実で速いと思います(わたしも116で申し込みました)。

    i・ナンバーのニュースリリース(東日本)・このサービスの全容がわかります

    MN128シリーズの「i・ナンバー」サービス対応に関するお知らせ(NTT-ME)・MN128-SOHO-SL11のメーカであるNTT-MEのページにある情報です。MN128シリーズの対応状況がわかります。

    やはりNTT-MEのページで、MN128-SOHO-SL11のトップページです・ファームのurlも記入されています。

    ファームのダウンロードサイト(10月25日現在、v1.31がダウンできます)

    旧バージョン・のダウンロードサイトです。

     

  7. 申し込み(8月12日)
  8.  

    というわけで、β版の存在がわかった時点で116に電話して申し込みました。ポイントは、

    1)現在ダイヤルインサービスを契約している第二電話番号を継続できるか

    2)工事はいつか

    3)工事のときに立ち会いが必要か。



    まず1)ですが、そのまま番号を継続できるそうです。
    次に、2)の工事は17日午前中だそうです。申し込みから一週間以内ということろですね。
    工事といっても局内の設定をかえるだけなので、3)の立ち会いも不要だそうです。午前中にNTT内で設定を変えて、午後には使えるそうです。

    工事費の2000円は次回の電話代と一緒に請求されるそうです。ちなみに工事とはNTT局内のコンピュータ画面で設定を変えるだけのはずですから、これで2000円は絶対に高いですね。NTTが独占企業である弊害でしょう。無料でやるべきです。

    (以上1999年8月12日時点)

     

  9. ファームのダウンロード(仮)
  10. ここで現在公開されているβ版をダウンロードしてみました。まだインストールするつもりはありませんが(工事が来週なので、それまでに正式版が出るだろうと踏んでいるため)、どんなものか様子を見ようというわけです。

    その結果わかった事は、

    1. アップデートすると設定を忘れてしまうので、ファイルへの書き出しと、ファイルからの書き込みが必要ということ。
    2. インストールにはMNマスターというシリアルポート経由の書き込みソフトを使う事。

    以上の2点です。早速、MNマスターのインストール、シリアルケーブルの接続をして、内部をのぞけることを確認しました。

     

    (以上1999年8月14日時点) 

     

  11. 正式ファイルが公開されました
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    お待ちかね正式ファーム v1.30が、8月18日に公開されましたのでGET。早速インストールすることにしました。

     

  13. インストールしてみました
  14. ダウンロードしたv1.30のファーム。MNマスターを立ち上げて「ファームのダウンロード」を実行すれば書き換えることができます。ちなみにこの「ダウンロード」という言葉は使い方が間違っていますね。ネットから落とすイメージがダウンロード。ダウンロードしたファームをMN128に入れるのは「インストール」です。変えた方がよいと思う。

    それはともかく、「ダウンロード」ですが、それに先立ち、設定をファイルに書き出す処理をします。

    これはMN128内蔵のWEBから、ファイルに保存(http://192.168.0.1/get-config.cgi )を実行すると、テキストボックス内に設定情報がでてきます。

    ヘルプによれば、ここでブラウザ画面をGETしろと書いてありますが、実際はこのテキストボックス内の情報をテキストファイルにしまえばOKです。(再度設定を反映する場合は、保存したテキストファイルから内容をペーストして、設定ボタンを押します)。

    設定を書き出したら、ダウンロードしたファームをMN128に「ダウンロード」、いや、インストールします。

     

  15. インストール後の設定
  16. インストール後設定がいるかとおもいきや、全くいりませんでした。新ファームはデフォルトでi・ナンバーが使えるようになっています。契約番号(親番号)がアナログポート1に着信し、子番号がポート2/3に着信するようになります。

    ダイヤルイン契約の場合は、ダイヤルイン番号を設定したりする手間があって、グローバル着信がどうたらこうたらというNTT K都合による呪文を覚える必要があり結構面倒だったんですが、i・ナンバーはそういう面度はありませんでした。

     

  17. まとめ

あとはテストして実用運用ですね。FAXと電話は従来どおり別番号で運用可能になりました。月々600円浮きますから、3カ月ちょっとで工事費を回収して、その後は月300円ですからご機嫌です。

 

以上で同時進行記事を終わります。このページは資料としてこのまま置いておきます。

 

(以上1999年8月23日記載/URL他、細かい点を10月25日にメンテしました)

 


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