温浴名人のケースの代替えは、ヒノキの桶がいい


080329 初稿


かないまるが「温浴名人」を購入したのは、2005年の3月。もう三年も前のことです。当時はヒノキのケースが湯の中で膨張し、ケースが壊れたり蓋が開かなくなったのが懐かしいです。現在のケースも変形はありますが、頑丈な補強が入っているので壊れたりや蓋が開かないということはなくなっていると思います。

さて、ヒノキのよい臭いは樹液のヒノキチオールですが、これはまた防腐成分でもあります。ヒノキやヒバが風呂桶やまな板に使われるのは、防腐成分が雑菌繁殖を抑えるので寿命が長いからです。

同じヒノキでもいろいろと等級があるそうですが、温浴名人の箱はかなりよい材料が使われているようで、初期の香りは数カ月でほとんどなくなりますが、その後も腐るということはありません。

しかし、三年も使っているとさすがにガタが出てきて、部分的に黒く変色もしていますし、表面の繊維が崩れてケバ立ちがあり、ケースを洗うときこすり落とすのを失敗すると湯が汚れるようにもなってきました。このこすり落とすのはナイロンタワシでやりますが、結構手間。そこでケースを変えることにしました。

最初はミツル陶石さんに相談して新しいケースを購入しようかとも思いましたが、かないまるはオプション鉱石をかなり使っているので鉱石の量が多く、実は自作のヒノキケースも使っていて、湯船の中ではちょっと邪魔。そこで鉱石が全部入る適当なものがないかと思案の末、いいものに行き着きました。



これです。直径25センチの檜の浴室用の洗い桶。れっきとした木曽檜製です。

使ってみるとなかなかいい。25センチを選んだのは石がたっぷり入るからです。かないまるは温浴名人をベースに、現在は、無機ゲルマニウムボール、ラジウム鉱石、トルマリンボールを追加しています。無機ゲルマは約1キロ入っています。これが余裕をもって入ります。このサイズはホームセンターで4000円弱なので安いものではありませんが、温浴名人だけの場合は、直径20センチクラスでもいいでしょう。

洗い桶は底板が枠より少し上がっているので、浴槽の排水口の栓の出っ張りの上におけるのもいいですね。丸いので邪魔な感じもしません。円形なのはもう一つメリットがあります。それは石を洗うためにバケツに移すとき、石が飛び散らないんです。これはとても助かります。

というわけで、温浴名人のケースがだめになったら、こういう方法もあるというご紹介でした。