TA-DA7000ES勉強会



フロントパネル構成


初稿 050116


パネル高さについて



TA-DA7000ESは、TA-DA9000ESと同じデザインを踏襲しています。TA-DA9000ESはその威容を誇るパネル高さとひさしの迫力から「ボンネット電車」なんて言われたりしました。これに対してTA-DA7000ESは、パネル高をSTR-VZ555ES/V777ESなどと同じ、約175ミリ (フット込み) で設計しています。


i.LINKボタンの新設



操作系もほぼTA-DA9000ESと同じですが、入力切換の左のボタンが、TA-DA9000ESでは「インプットモードボタン」でしたが、TA-DA7000ESでは「 i.LINKボタン」に変更されています。

TA-DA9000ESでは、 i.LINKはインプットセレクター内に入っていました。そしてオーディオ系インプットのひとつで、ビデオ入力と同時使用でできませんでした。

これは i.LINKをピュアオーディオ用と位置づけており、時にビデオ系の電源をカットオフまで実施していたからです。後ほど解説しますが、DVDを見るときは、 i.LINKより同軸のほうが音がよいという事情もあります。

しかし、市場から i.LINK出力を持つDVDプレーヤとの接続を望む声が多く、TA-DA7000ESでは、インプットセレクターより強い選択力を持つ「 i.LINKボタン」を設けました。ビデオ入力が選択されているときに i.LINKボタンを押すと、 i.LINK 1、 i.LINK 2、元のインプット、というように、強制的に i.LINK音声に切り替わり、ビデオと i.LINKの併用が可能となります。

なお i.LINK入力は、あらかじめビデオ入力にアサインしてしまうことも可能としました。



ポケット内の構成



ドアポケットのなかの様子です。TA-DA9000ESとほぼ同等の機能が納められていますが、多少減ったところ、増えたところがあります。

まず増えたのは、前ページでご紹介した、「インプットモードボタン」です。上の列の右から三番目に収まっています。。

もう一つの大きな違いはスピーカー切換です。



TA-DA9000ESではスピーカA/B切換がフロントとサラウンドの二系統ありました。これはパネル高さがあるためスピーカ端子をたくさんつけることができたからです。

しかし、TA-DA7000ESはバックパネルの高さ制限により、面積が狭くなります。このため、スピーカ端子の数の制約から、A/B切換は一組となります。

さて、TA-DA9000ESでは、フロントA/BとサラウンドA/B/A+Bを備えていました。最後のサラウンドA+Bガ9.1チャンネル再生をして、ダビングシアターの環境をご家庭に再現するモードで、大変にご好評をいただきました。

そこでTA-DA7000ESでは、サラウンド側のA/B切換を残し、フロント側のA/B切換を割愛しました。

実は、TA-DA9000ESをご購入のお客様の声で、9.1チャンネルシステムを実際にやってみたところ「幸せになれた」という発言が非常に多かったのです。ネット上にも9.1チャンネルへの挑戦記がかなり見受けられます。

TA-DA7000ESでも、この9.1チャンネルスピーカシステムを提供するため、このような仕様といたしました。


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