LYNX10年目の
ベストアルバム「re(アールイー)」 (2009年3月4日発売)です。
ただし、ただのベストアルバムではありません。最初はそういう企画 (つまりただのベストアルバム)だったんですが、かないまるに声がかかっちゃったので、制作費無視の完全リミックス盤になっちゃいました。すごくいいですよ。
無償奉仕については、かないまるはもともとそれでいいんですが、セイゲンさんは本職なのでちょっとかわいそう。正月休み返上のボランティア状態に追い込まれ、2月20日現在、ご自身のアルバムが一カ月遅れになっているとか
(^^;)。追い込んだのはもちろんかないまる。でも、「全部やりましょうよ」と言い出したかないまるに「やりましょう」とおっしゃったのもセイゲンさんですが。
でもね、それはやはりセイゲンさんが、「リスニングルームの環境でミックスすれば、オーディオファイルが楽しめる音楽ソフトができる。音楽産業(特に日本)は、ミックス環境の音質をもっと考えるべき」と日頃考えていて、かないまる試聴室での作品作りを通じてそれを証明をしたいと思ったからだそうです。.
実際、作品は旧譜にくらべて、とてつもなくよいデキになっています。教会の高い天井がフワーっと広がり、フルートが降ってきます。 (あとは売れるのを待つだけ
(^^;)。
実は頼まれたのは一曲だけなんですが、他の曲で「こんなもんか」と誤解されたくないので、全曲のリミックスしたいと、途中でかないまるがお願いしたんです。それがディスク1。マルチも2チャンネルもかないまるとセイゲンさんの共同作業です。だからすみずみまで手抜きはありません。
二枚組の二枚目は、2チャンネルCDの旧音源を集めただけが基本ですが、これもDSDリマスタリングにより音が生き返っています(この部分はセイゲンさんだけで作業)。また、バッハの「フーガの技法」という曲が新録で入っていて、これがかないまるのアイデアによる新型ミュージックマイナスワンになっています。これで練習するとうまく吹けるようになります。
でもメインディスクは、やはり一枚目ですね。全曲行ったマルチチャンネルリミックスは、三種類の音源から作っていますが(後日解説ページで詳報します)、すでに聴いていただいた評論家の方からは「すごくいい」との感想をいただいています。
音匠仕様ハイブリッドSACDの二枚組で3150円。安いですね。普通に妥当な価格は、、、4800円かな。
かないまるの望みは「LYNXがテレビにバンバン出ること」です。かつては出たことはあるそうですが、ある意味ソニーミュージックでのアイドル路線時代 (この時代の楽曲がディスク2の曲群です) でのこと。SACDがたくさん売れて、クラシック演奏の実力と魅力を認めてもらっての出演依頼が彼女たちに来ればなあ。
たくさんのみなさんに買っていただきたいハイブリッドSACD。でも、例によって 2チャンネルトラックもちゃんと仕上げてありますのでCDとして聴いても楽しめますよ。
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