HiVi誌ベストバイ一位をいただきました
(11年連続獲得となりました)

初稿071117
2007年11月17日発売のHiVi誌で、TA-DA5300ESがAVアンプ20-40万円クラスで、冬ベストバイ一位を獲得しました。11年連続一位獲得となります。




今年はHDMIのV1.3が初リリースされ、ロスレスストリーム元年となりました。

昨年は各社の新製品が極端に少ないなか、HDMIの可能性を信じて「TA-DA3200ES」をひたすら仕上げ続け、昨年のベストバイでは「満点の☆」をいただきました。

一転して今年は各社大量の新製品が出ての大激戦。これはTA-E9000ES+TA-N5300ES & TA-V55ESが、当時二階級だったHiVi誌ベストバイを両階級制覇し、その次の年の雰囲気ととてもよく似ています。:かないまる的には同じくらいの感覚 (この時は本当にきつかったです)。当時を知らない人は、今年はもう少し厳しいと感じていたようです。でも、結果は下記の得点状況となりました。



いやー、二位に7点の大差をつけて、堂々の単独一位 (☆は3点、◎は2点に計算されます)。いいなあ。

TA-DA5300ESの商品の責任者は、後輩の佐藤君です。最近は結構AV誌に登場したのでみなさんもご存じですね。佐藤君はTA-V777ESやTA-DA7000ESの担当者でもあります。

TA-V777ESはかないまるが仕上げの責任者でした。TA-DA7000ESはほとんど佐藤君が仕上げましたが、デジタルアンプは作るのが難しくて、最後は量産立ち上げと商品の仕上げを分担しました。

これに対してTA-DA5300ESは、商品の全責任を佐藤君が最後まで負い、かないまるは援助に徹した初のモデルです。いやーお手柄です。

もちろん商品作りは関係する全メンバーの共同作業です。試聴室の後ろでかないまるも胃の痛い思いをしていています。でも10年連続一位の後を受けて全責任を負った佐藤君が、一番胃が痛かったことはまあ間違いないですね。佐藤君ご苦労さまでした。

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さて、TA-DA5300ESは、TA-DA3200ESと基本デザインも大きさも同じです。しかし小さいつまみがモールドから金属になっているので、並べるとかなり質感は違いますが。しかし何といっても違うのは中身。倍以上にふさわしい内容が詰まっています。

具体的には電源容量がTA-DA3200ESよりかなり大きくなっています。信号系のコンデンサや抵抗は、TA-DA7000ESやTA-DA9100ESに使ったものと同じグレードです 音色バランスをとるために混合率は違いますが、プリアンプ系やパワーアンプは、アナログアンプなので回路構成は違いますがTA-DA7000ESやTA-DA9100ESと同一グレード。

DAC周りの回路や部品ともなると、TA-DA9100ESやTA-DA7000ESのプリアウト用の回路と全く同一です。しかもDCPやその周辺の電源容量を格段に性能向上させた「低ジッタロスレスデコードエンジン」を追加で搭載しているわけです。すごいなあ。実際、プリアウトについて言えば、TA-DA7000ESやTA-DA9100ESのグレードのままHDMI経由のロスレスデコードが可能になっているモデルと考えていただいてかまいません。

TA-DA5300ESはすでに発売済みですが、各地でのデモはもちろん、お買い上げいただいた方からの評判がものすごくよく「感動しました、いい音ですね」というメールをいただいています。つい今し方も「シアターの音が一変しました。仕事で疲れて帰宅後の音楽の楽しみが増し、癒されています」というメールが。この方は、シアターでよかったので書斎用にも追加で購入されたそうで、すでに話題沸騰状態。

HiVi誌ベストバイ一位はそのなかで公開されましたので、商品が不足しないといいんですが。

HiVi誌12月号は、HDオーディオの聴き比べや、THXディスクの付録化など、見どころ満載。TA-DA5300ESもあちこちに登場します (もちろん好評です)。ぜひ購入してご覧ください。

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なおTA-DA5300ESは、AVレビュー誌のアワードでも銀賞を獲得しています。AVレビュー誌は、金、銀、銅の各賞ゾーン内の上下関係がわかりませんが、この価格帯のアンプとしてトップグクラスのご評価をいただきました。

そういわけで、年末年始にニューオーディオコーデックでブルーレイを楽しみたい方は、お早めにどうぞ。