なんとこんなものが入っています。
LANケーブルというと普通はシールドされていないツイストペアが入っていますが、このケーブルは各ペアがシールドしてあって、さらにその外側にアルミフォイルと電線を編んだシールド(編素線といいます)がかかっています。
サエクの北澤さんによれば「規格的にはカテゴリー7に準拠していて、材料をオーディオ用の素材で作った」そうです。
伝送帯域は約1GHz。みなさんはギガビットLANだとそういう速度は当たり前だと思うでしょうが、ギガビットLANは4ペア同時に駆動して速度を出します。このケーブルは1ツイスト当たり1GHz以上あり、ケーブル全体の伝送量は10ギガビットを100メートル伝送する性能があるようです。
音質は別格にいいです。
まずケーブルの構造がしっかりしているので、他の追従を許さない安定感があります。安心感といってもいいくらい。ネットワークオーディオによくある問題点はこの安定感が得られないことです。その原因でもっと大きいのはケーブルの限界がオーディオ的に低いことです (ハブを通さなくてはならないのに、オーディオ用のハブが存在しないというのもありますが)。
もう一つが情報量。自然な音場が得られます。かないまるの経験的には、これは銅線の質がいいことと、各芯シールドが相乗効果を出していると聴きました。
直接音の微細な表情からふわーっとしたエアまでシームレスに表現してくれますし、クセが全くありません。かといってハイファイチックなやさしすぎる音でもありません。素材がよく構造がよい場合に得られるよい音だと思います。
一度使うと音に浸る楽しみが得られる、
かないまる一押しのネットワークケーブルです。
それにしても、こういうケーブルを使ってみてわかるのは、やっぱりハブはアンプに内蔵ってものですね。直結でないと二本要りますからね
(^_^)v。
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