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05) 速度調整ボリウムの修理
200210

ターンテーブルは1970年後半に水晶発振器を使った位相制御回路を使ったクォーツロック (ソニーは「クリスタルロック」) が搭載され、速度調整は無調整が普通ですが、PS2500は人間が速度を調整する方式です。



プラッタの外周に点々が刻まれていて、これが50Hz(関西では60Hz)の交流で点滅するネオンランプで照明されています。速度調整ボリウムを回すと一か所だけ同期して止まる(他の3列は流れる) ようになっていて、これで人間が速度を合わせます。これをストロボといいます。





今使っているPS2500は、落札時からときどき速度が乱れていましたが、ボリウムのガリと見て修理したら治りました。方法は簡単でセッテンプロ(カーボンダイヤトニック)を流し込んでガシガシやるだけです。

ボリウムのガリに接点復活剤を使うと、時間が経つとたいがいトラブルになりますが、セッテンプロでトラブルになったことはないし、音の回路のボリウムに使っても音質が劣化しないのでオススメです。

画像のボトルは古いデザインですが、今買えるのはこれです

(2020/01/21に撮影)

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